富士山は、いつか登ってみたいと思えるような魅力がありますね。
しかし、何の練習もしないまま富士登山に挑むのは無謀です。
憧れの富士山への登山を実現するためには、どのような練習法やトレーニング法が有効であるのかをご紹介します。
目次
富士山に登るために大切な練習とトレーニング
富士登山のために他の山で練習を
富士山は、その美しい姿に国内外で人気があります。
しかし実際に登ってみると、美しい風貌とは裏腹に、厳しい自然環境であるのが良く分かります。
時として富士山では、怪我や事故も発生します。
そこで富士登山を行う前に、他の山で登山の練習を行うのが無難でしょう。
無理して厳しいトレーニングを行うのは続けられないため、まずは第一歩として、近くにある低山をハイキングしてみましょう!
例えば関東圏であれば、東京都の八王子市にある高尾山がおすすめです。
登山の難易度が低く、気軽に登山の練習が始められるのが魅力です。
あるいは、神奈川県の大山や塔ノ岳も、富士登山に向けての訓練場所として最適です。
大山や塔ノ岳は交通アクセスが良い立地にあります。
関西であれば葛城山や六甲山が初心者の山としておすすめですね。
まずは日帰りで3~5時間程度の山を歩いてみましょう。
これらの山は、富士山に登るよりはハードルが低いものの、それでも油断していると何が起きるか分かりません。
本番のつもりで真剣に練習する必要があります。
特に靴に関してはいきなり本番にならないように、実際に使う登山靴で事前に長い時間歩いておくことをおすすめします。
どうせならば富士山現地で練習登山する
実は富士山も山頂に登らないで練習できる場所があるんです。
富士宮ルートから少し上がった先に宝永火山というものがあり、これは往復で3~4時間ほどではありますが、実際の富士山の道を歩けるし、富士山の傾斜を味わうことができるので本番の靴で臨むことで靴擦れの状況であったり、風が強い状況下での防寒対策なども本番さながらに試すことができます。
このルートの良いところは実はめちゃくちゃ壮大な景色です。
富士山の噴火口を歩くことができるんです。
噴火口は山頂にもありますが、富士山の場合噴火は山頂だけじゃなくて、この宝永火山も大昔に噴火して、その噴火口の脇のような中を横切るようなそんな感じで歩けます。
大きい石がゴロゴロしているのであまり噴火口で休憩しない様にしたいですが、ダイナミックな景色は練習であっても満足できる登山になると思います。
http://www.fujisan-climb.jp/trails/b2rg1t0000000ykn-att/houei_Illustrated-map.pdf
富士登山に備えてやっておくべきトレーニング
富士山への登山に向けて、鍛錬が欠かせません。登山で何より重要であるのが、体力です。
体力増強のためのトレーニング方法として、ウォーキングが役立ちます。
歩く力を養うことが登山の第一歩であり、基本となるウォーキングの訓練をしっかりと積むのが大切でしょう。
ウォーキングで体を動かしているうちに、足腰が強くなると共に、心肺機能も強化されます。
ただし、基礎体力の訓練だけでは、富士登山には不十分です。
具体的な登山のノウハウを身につけるには、実際に山に登る経験も必要です。
低い簡単な山であっても、初めの登山に戸惑いはつきものです。
山に登るトレーニングを続けていると、登山の際の体力の配分や、さらにはできるだけ疲れずに山を登るためのコツも掴めます。
ちょっとした訓練でもやるとやらないでは全く違ってきますよ。
都心でおすすめのトレーニング
ウォーキングをしましょうと言ってもなかなか時間が取れないという方も多いのではないでしょうか?
都心の方はよく電車を使うと思いますので、駅ではエスカレーターを使わずに階段を使いましょう。
地下鉄では結構長い階段があるかとおもいます。普段ではエスカレーターを使っていたと思いますがいい練習ができると思って階段を使うよう心がけましょう。
また、一駅、二駅歩くこともいいトレーニングになります。目的の駅の一駅手前で降りて歩いて向かうことで歩くことがだんだんと楽になってきます。
歩き方コツもありますので、下記を参考にしてみてください。
富士登山に備えてやっておくべきお手入れなど
富士登山では、標高が高くなるにつれ苛酷な環境が待っています。
安全に山を登るための装備は、必ず身につけておく必要があります。
重要であるのは、足元の装備です。
トレッキングシューズが、富士登山ではおすすめです。
大きな瓦礫が転がっているエリアでは、足を滑らせたり尖った岩で怪我をする可能性もあり、できるだけ登山に向いたシューズを選びましょう。
その他、荷物を入れておくザックや悪天候時に備えたレインウェアも欠かせません。
これらはあらかじめ撥水加工をしておくと安心でしょう。
レインウェアに撥水機能が備わってないと、体の中まで濡れなくても濡れたような感触が伝わり、疲れやすくなったり体が冷えてしまうことになります。
事前の撥水処理の備えで、万が一の富士登山での遭難に際しても、助かる可能性が高まります。