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2ルームテントとは?
2ルームテントとは、リビングと寝室が一体型の大きなテント。テント内は2部屋設けられており、1部屋をリビングルームとして、もう1部屋を寝室として使用することがスタンダードな使い方です。
アウトドアの最中でも、広々とした空間で充分なスペースを確保することができるので、ゆったりと過ごせることが魅力です。ファミリーやキャンプ初心者の方に人気です。
使い勝手はいいですが、種類によってはポールの仕組みが難しく、設営するのに初心者向きでないものもあります。
2ルームテントのメリット・デメリット
2ルームテントは、広い空間を確保できるプラスの面があれば、大きいテントだと設営が大変そう、荷物になりそうとマイナスな面があります。そこで2ルームテントのメリット、デメリットを紹介していきます。
メリット
天候に左右されず、オールシーズン使える!
天気予報が外れたり、梅雨時期に夕立、台風などで雨が降ったりします。タープ使用の場合は、横から雨が入ってきて、道具の避難中に身体がびしょ濡れになることもあります。撤収を余儀なくされるなんてことも。2ルームテントの場合は、全方向にウォールがあるので、閉め切ってしまえば、雨を凌ぐことができ、インナーテントの素材にメッシュを採用しているものがほとんどですので、通気性抜群です。
秋冬キャンプの気温が低くなる寒い時期は、完全に閉め切ってしまうことで風を遮ることができるので、寒さを感じにくいです。たとえ寒かったとしても、石油ストーブや薪ストーブ使って暖をとってしまえば、快適に過ごすことができます。
防犯対策になる!
オープンタープでのキャンプだと、キャンプ用品が外にあるため、昼間にテントを離れた時や夜寝ているとき等、キャンプ道具が盗まれる可能性もゼロではありません。そんなとき2ルームテントのリビングルーム(前室)にキャンプ道具を仕舞って、完全に閉め切っておけば、盗まれるリスクも低くなります。わざわざテントを開けて入ることはないと思います。もし長時間テントを離れるときは、100均の南京錠などでテントに鍵をかければ、防犯対策もバッチリ!安心感も増しますね!
大型シェルターになる
インナーテントを外して大型シェルターとして活用することも可能です。昼間は、大型シェルターにして日陰空間を作り、日が落ちる頃インナーテントを取り付け寛ぎ空間にするといった使い方もできます。使用するときの場面に応じて、形を変えることができるので、使用用途の幅を広げられます。大人数を収納できるので、グループキャンプでのリビングスペースとしてテーブルを囲んでのキャンプにも最適です。
デメリット
設営が1人では難しい
テントが大きいため、1人での設営が難しい。慣れれば一人でも設営ができるなんて記事もよく見かけますが、ポールを立てるときは誰かに支えてもらわないとポールをしならせることも難しかったり、スリーブに押し込んだポールを反対側でキャッチしてくれる人が必要だったり、想像しただけで1人では、できなそうに思います。確かに慣れてしまえば1人で設営できるかもしれませんが、複数人で設営をした方が、スムーズに作業できることの方が多いです。テントが大きい分、重さもあるでしょう。間違いなく体力勝負になりそうですね。設営は、最低でも2人以上でするのことをおすすめします。
夏場は熱がこもりやすい
オールシーズン対応できる優れものですが、やっぱり夏場は少し暑いです。
リビング部分は、基本的には全方向にウォールがあるので、どうしても熱がこもりがちになってしまいます。ウォールをフルオープンにすれば、風は通りますが、オープンタープのようなポール以外に風を遮るものがないテントには、敵わないでしょう。それでも電池式の扇風機など持ち運び可能なものを使って、テント内の空気を循環させるだけでも体感温度が変わり、涼しく感じられます。
乾かすのが大変
テント使用後は、カビ発生、臭いがつくのを防ぐために乾燥させることが重要です。雨に濡れたり、夜露や結露によってテントが濡れてしまいます。撤収前に風に通したり、キャンプ場等の広い場所で干したりしておくと、その後も効率的に乾かせます。天候が悪かったり、撤収時間に余裕がないときは、持ち帰って乾かすと思いますが、リビング部分と寝室が一体型のとても大きなテントなので、乾かすスペースを確保しておかないといけません。
おすすめ2ルームテント
エントリー2ルームエルフィールド【スノーピーク】
- 初心者でも設営しやすいシンプル構造
- インナールームは吊り下げ式で取り付けが簡単
- インナールームを外して、大型シェルターとして大人数で使用可能
ランドロック【スノーピーク】
- 天井が高く、開放感がある
- インナーテントを外して、大人数で使用可能
- 設営するのに構造が複雑で初心者には不向き
カマボコテント2【ディーオーディー】
- 2ルーム型のトンネルテント
- インナーテントが全面メッシュ素材で、通気性抜群
- 大きいテントなのに、コンパクト収納で持ち運びが楽
タフスクリーン2ルームハウス【コールマン】
- メインポールにアルム合金を採用、耐風性が備わっている
- ベンチレーションの数は、左右の側面に4ヵ所ある
- 一人でも設営可能なシンプル構造(大きさ、重量があるため最初は2人以上がおすすめ)
ラウンドスクリーン2ルームハウス【コールマン】
- ベンチレーションの数は、1ヵ所で冬向きの2ルームテント
- グランドシートとマットを敷いて、座敷スタイルで使用も可能
- 3面オープンでき、開放感がある
まとめ
テント内でも広いスペースを確保できて使い勝手がいいのが2ルームテントの魅力です。ファミリーキャンプやグループキャンプにおすすめです。多少設営が大変でも、事前にアウトドア専門店で設営体験可能な店舗もありますので、活用してみるといいでしょう。初めてでも設営してしまえば、あとはキャンプを楽しむだけです。リビングルームで寛ぎながらキャンプを満喫してください。
アウトドアレンタルそらのしたでは、2ルームテントはもちろん、キャンプレンタル用品も数多く揃えております。初心者向けにセット商品もございますので、キャンプを検討の方はチェックしてみてください。
またレンタルだけでなく、テントクリーニングサービスも行っております。メンテナンスすることでテントを長持ちさせることができますので、是非ご活用ください。