キャンプ向けのテントが沢山あるけど、どれを選べばいいの?どれがおすすめなの?というご質問をいただきます。
テントは、キャンプテント、山岳テント、ツーリングテントなど、用途によって大きく分かれています。
今日は、その中で一番大きくて居住性の高い「キャンプテント」の種類と選び方についてです!
全体的なテントの説明に関しては下記を参照ください。

目次
キャンプテントの選び方は?どこがポイント?
キャンプテントを選ぶ際は、以下のポイントを考えて選ぶといいです。
- 大きさと人数
- 建てやすさ
- 収納サイズと重さ(運搬のしやすさ)
- キャンプのスタイルに合わせた間取りや構造、色や形
それでは各項目について詳しく見てみましょう!
キャンプテントの選び方① テントの大きさと人数
キャンプテントの選び方でまず1番にチェックするところ、テントの大きさ・広さですね!「何人でキャンプに行くのか?」によってテントのサイズは変わってきます。
例えば、「snowpeak/スノーピークアメニティドームM」
4人用となっていますが3人で使用するととても快適に使えます。
室内サイズは約270×270cm。
ご覧の通り「”最大で4人”入れます(子供が入ると5人)」という設計です。
成人男性は肩幅が大体40cm前後ですが、寝袋まで入れると50cm位です。
親しい間柄でも、寝る際に隣の人と20cm以内に近づくと、パーソナルスペースが取れず落ち着かないかもしれません。
パーソナルスペースを入れると、快適に寝るためのスペースは以下の計算となります。
・4名で寝る場合に必要な幅=50cm×4名+20×5空間(4名の間とテントとの間)=300cm
・3名で寝る場合に必要な幅=50cm×3名+20×4空間(3名の間とテントとの間)=230cm
つまり・・・メーカー推奨人数より1人少なめに見積もると快適に使えます!
(ちょっと番外編)テントの高さ
快適さを左右するもう一つ気にしておきたいポイントはテントの高さです。
天井が高い家は広々して快適!と言われるようにテントも高さがあると快適です。
ただし、テントが高くなることで風の影響を受けやすくなりますので、背の高いテントの場合は林間部など風を緩和してくれる場所を意識してテントを立てましょう。
最近ではテント内部が180cmオーバーの高さがあるキャンプテントが出てきており、テント内部でも屈まず立ち上がることができるようになっていて、快適性がめちゃくちゃ高いです。
キャンプテントの選び方② テントの建てやすさ
仲間と協力してテントを設営するのはキャンプの楽しみの一つです。
しかし、大きな家ほど建築に時間が掛かるのと同じようにテントのサイズが大きくなればそれだけ設営が大掛かりになります。
例えば・・・
先ほど取り上げた、「snowpeak/スノーピークアメニティドームM」は初めて設営する人にも親切な造りになっていて、キャンプ初心者でも立てやすいと好評です。(設営におよそ15~20分程度)
大人が立って入るには高さに難がありますが、”ゆったりした前室”や”風に強い”などとてもバランスの良いテントです。
少しサイズアップした「Coleman/コールマンタフワイドドーム300EX」は、大人が立って入れるほどの高さがあります。難易度は少しだけ上がりますが↓こちら↓の動画をご覧下さい。
\ 一 人 で も 建 て ら れ て し ま い ま す ! /
最近のテントは、タフワイドドーム300(300×300cm、メーカー推奨5~6名用)くらいまでのサイズはキャンプ初心者でも建てられるような設計になっていますので、説明書を見ながらであれば、初心者でも大丈夫です。
これ以上のサイズになってくると、ポール(骨組み)の構成が複雑になってきたり、重量が極端に重くなるテントが多いようです。
とはいえ、あーでもない、こーでもない、と知恵を絞ってテントを建てるのも、キャンプの楽しみのひとつですから、挑戦するのも面白いと思いますよ!
今回のコールマン タフワイドドーム300の立て方を解説しているブログは下記になります。

先ほどキャンプテント選び方①テントの大きさと人数で説明しましたスノーピークの代表的なテント アメニティドームMの立て方の解説ブログは下記になります。ざっと立て方のイメージしてみてくださいね。

キャンプテントの選び方③ テントの収納サイズと重さ(運搬のしやすさ)
大きなキャンプテントになるほど大人数向けになりますがそれだけ重くなってしまいます。
「キャンプ場まで車で行く?」、「担いで山を登る?」、「フェス会場が広いので持って数キロ歩く?」など、キャンプ場やテントを張る場所までどのように移動するかも、テントを選ぶ際のポイントになります。
大きなテントとなると重さが約20kg以上になるテントもあります。これを持って山を登るとすると10㎏のお米を2袋持ったまま登ることになりますが・・・とても現実的ではありません。
重く大きなテントは基本的に車などでテントサイトまで運べることが前提です。
もちろんそらのしたなら、キャンプ場に宅配できますので、重いテントでも楽々移動!
(※キャンプ場の許可が必要です)
なお、キャンプ場まで車で行き、そこから少し持って歩くことが必要な場合は、キャリーカートやワゴンタイプのカートがあると便利です。
キャリカートCAPTAIN STAG/キャプテンスタッグ
今まで紹介してきた「snowpeak/ スノーピークアメニティドームM」は約8㎏と重さがありますので、車での運搬が大前提です。
ほぼ同じサイズの「montbell/モンベル レラドーム4型」はなんとアメニティドームMの半分以下の重さの約3㎏ととても軽いテントです。構造も簡単なので初めての方にも優しい仕様です。
キャンプ地点まで公共交通機関を利用する場合や、歩いて持ち運ぶ場合は、収納サイズが小さく、軽いテントをおすすめします。
キャンプテントの選び方④ キャンプのスタイルに合わせた間取りや構造、色や形
いままでご説明した機能面だけでなく、一番大切なのは、キャンプのスタイルや、自分の好みに合うか、だと思います。
キャンプの楽しさは、非日常を味わえること。
折角ですから、特殊な形状のテントで、より非日常を味わっちゃいましょう!
ワンポールテント
小川キャンパル(キャンパルジャパン)を代表するテントがこのとんがり形状のピルツ。
中心が高いので三角テント独特の空間が広がります。
仲間と囲いあう感じがとっても◎。
ちなみにワンポールテントのメリット・デメリットを紹介したブログは下記となります。

2ルームテント
寝室と広々とした前室が一体となった2ルームテント。
リビングダイニングでご飯を作ったり、遊んでみたり!
夜通し仲間と、家族と語り合おう!
色や形も、最近ではピンク色のテントなんかもあります!
フェスなどでは、電飾やフラッグでの飾りつけも定番です。
目指すは「インスタ映え」!笑

テントマットとグランドシートについて
テントを用意すれば完ぺき!という訳では無く、快適なキャンプをするには付随するテントマットとグランドシートについても検討しなければなりません。
テントマットについては寝る際に敷布団無しで寝るような状況になりかねないので必需品と言ってよいでしょう。グランドシートについてはその役割から個別に判断してもらって構わないと思います。下記のブログを参考にしてみてください。


キャンプテントの選び方まとめ
いかがでしたか?
キャンプをする人数・キャンプ用品を持ち運ぶ方法・キャンプでの遊び方などで、どんなキャンプテントを選ぶかが変わってきます。
逆に言えば、テントの違いでキャンプの楽しさや快適さ、遊び方まで変えることができます。
「そらのした」ではここで取り上げたテント以外にも様々なテントを取り扱い中です。

テントって購入してもメンテナンスがとても大変!購入時のイニシャルコストだけでなくメンテナンスに掛かるランニングコストを含めたトータルコストで考えると都度広さや大きさ、キャンプのスタイルを選べるレンタルを利用するのも賢い方法です。
是非、キャンプテントで悩まれたらこの記事を参考に選んでみてください!
次の機会に、キャンプテントの選び方②をご紹介しますね!
