最近では、色んな形のテントや組立の難しい構造のテント・オシャレなテントから実用性のあるテントまで数多くあります。
だからこそテントを大切に長持ちさせる為にもそれぞれの特徴があるので説明書をしっかりと読んでテントについて把握しておくことや問題が起こってしまった時の対処法を知っておくことがとても大切です。
色んなテントを見てきたから大丈夫・慣れてるから大丈夫と思っているとトラブルになってしまうかもしれません。
目次
テントのトラブルと対処法
なさそうであるかもしれないテントのトラブル!!いざという時の為に対処法を知っておきたいですね!!
さて、どんなトラブルがあるのか???
テントのトラブル①ポールが折れた
ポールが折れてしまう原因は強風、ポールがしっかりは連結されてないなどの負荷によるものだと考えられます。
もしも折れてしまったら、折れた部分をリペアパイプや添え木で応急処置します。とにかく「補強する」ことです。
①応急処置
折れた箇所にリペアパイプを通し、リペアパイプの両端をガムテープでしっかりと止めるというのが一般的なやりかたです。
そらのしたのレンタルテントには付属のポールと一緒にリペアパイプが同梱されています。
↓↓↓折れてる部分までリペアパイプを通します。
リペアパイプの両端をテープでしっかりと固定します。簡単にできますね!!
リペアパイプがない場合は木の枝などを破損個所にあて、その両端をガムテープ固定します。
この時に気をつけたいのは、厚みが出てしまうとポールをスリーブに通すことができなくなってしまうので、厚みが出ないようにうまくテープを巻くことです。
あくまで応急処置になります。安全にキャンプする為にも必ず修理又は買い替えるなどしてください。
必ずお出かけ前にはポールのひびや極端な曲がりなどのチェックを忘れずに!!
何ヵ所も折れてしまってる場合はムリにテントを建てないようにしましょう!!
トラブルの原因になります。
テントのトラブル②ショックコード(ポールの中の紐)が切れた
ショックコードが切れる原因としてはゴム素材でできているので経年劣化によるものが多いと考えられます。大切に使っていてもしまっておくだけでも劣化は進んでしまうので、いつかは切れてしまいます。ムリに引っ張ってしまう事もよくありません。
②応急処置
応急処置というワケではありませんが、切れてしまった場合はそのままでもテントを建てることは可能です。二人で協力して連結部分が外れないようにうまくすれば建てることはできます。ただ、トラブルの原因となる場合があるので、おすすめはできません。
テントのトラブル③ポールを忘れた
ポールはお家の基礎と一緒でとても大切です。
キャンプ場の場合はレンタルが出来るかもしれません。登山中であればまずレンタルは無理でしょう。
③応急処置
残念ながら応急処置法はありません。早いうちに気付いた場合はその日は諦めて帰る、仲間がいるなら仲間のテントに入れてもらう、コテージや山小屋を使うなど、すぐに対策を取ることをおすすめします。
何かの道具を代用してムリにテントを建てようと思っても、きれいに建てることはほぼ不可能です。大体の人が恥ずかしかったと言います。代用して建てたとしても、付属のポールより弱いので風や悪天候の場合はとても大変で危険を伴うかもしれません。
安全・安心の為には、お出かけ前のチェックを忘れずに!!!
テントのトラブル④ペグを忘れた
ペグは強風でテントが飛ばされない為にもとても重要で必要なアイテムになります。忘れてしまった場合の対処法はいくつかあります(^_-)b
④応急処置
使えそうな木が何本か生えている場所では、それぞれの木にロープを結びつけます。この時にタオルなどを巻いて木にキズが付かないようにしましょう。あまり細く弱そうな木はダメですよ!!
この時にロープの結び方も大切です。
ちょうど良い木がない場合は木の枝を探してみて下さい。あるようなら何本か集めてペグ替わりにします。小さかったり細かったりするとあまり役に立たないので、太めで折れにくい物があると良いですね。ナイフや包丁などで先端を尖らせたり引っ掛ける部分を作ると留めやすいです!!
小さい○はロープを引っ掛けるようにコの字に削って大きい○は鉛筆を削るように尖らせ地面に差し込みやすくします。
ロープが引っ掛けられそうなYの字の枝は下の先を尖らせ差し込みやすくします。
木の枝が落ちていないようであれば、わりばしを何本か束ねて強度を上げてペグとして使う事もできます。
周りに木も枝もない場合には石も役に立ちます。
大きな石があるような場所であれば、できるだけ大きな石を探して、それにロープをくくりつけて固定することが出来ます。
小さな石しか見つからない場合は、出来るだけたくさん拾い集め、集めた石を買い物袋やスタッフバックやバケツなどに入れ固定することができます。
応急処置なので、もし強風になってしまった場合には耐えられない可能性があります。事前にチェックして忘れないようにしましょう!!!
テントのトラブル⑤テントの生地が破れた
元々破れていなかったのに石や枝に引っ掛かって裂けた・破れたなんてことがあるかもしれません(゜o゜) 生地が劣化していると更に裂けやすく、破れやすくなります。
テントが破れても、ポールのトラブルに比べると、そこまでは問題はなく、建てられないことはありません。
とはいっても雨や虫の侵入などがとても心配ですよね(≧◇≦)
⑤応急処置
テントが裂けたり、破れてしまった場合には破れた箇所の表裏両面から、挟むようにしっかりとガムテープを貼ります。布のガムテープが強くておすすめです。
ガムテープで補修しておくことで破れた部分が更に広がってしまうというのを防いでくれます。リペアシートや市販のリペアキットを使用するのも良いですね。
こちらもあくまで応急処置なので、使用後はしっかりとした対処をしましょう!!
テントのトラブル⑥テントの中が濡れた
・設営について
テントの中が濡れてしまうのは、設営の仕方の問題がある場合があります。まずは正しく設置しましょう。
本体とタープ(フライ)がぴったりとくっついてしまっているとそこから結露し濡れてしまいます。本体とタープ(フライ)との隙間がテント内部への水の侵入と結露を防いでくれるので、くっつかないようにしっかり建てましょう!!
・結露について
冷たい物をコップにいれると水滴でぬれてしまうのと同じで、内側と外側の温度差が激しいと結露します。
キャンプでは人の熱でテントの内外の温度差が上がり、結露が起こってしまいます。
特に初心者の方は、外から水が染みてきていると勘違いしてしまう事がありますが、テントの中が濡れるのは結露が原因というのがほとんどです。
※キャンプ道具を外に置いたままにしておくと夜露で濡れてしまう事もあります。
⑥応急処置
応急処置というよりは対策になります。
結露は、完全に防ぐことはできません。とはいえ、対策次第では少ない被害で済みます。
まずは、きちんとした設営法を知り、しっかりと設置することが大切です。
また、他のキャンプ道具など、夜露で濡れて困るものはテントの中・前室・車・タープの下に移動させましょう。特に電化製品などは壊れないように注意が必要です。
テントのトラブル⑦雨水の浸水
突然の雨に振られた時は浸水しないように水の来ない場所にすみやかに移動します。タープの下にテントを移動させることも大切です。
元々天気予報が雨の場合や、あやしい天気になってしまい、雨で浸水の可能性があるときには、テントを建てる場所がとても重要です。
⑦応急処置
こちらも応急処置というより対策です。
・設置場所について
砂地(土)は水はけが悪く、ぬかるみやすいため、比較的水はけの良い場所を選ぶことをおすすめします。凹んでいて水溜りになるような場所や、低地で雨の通り道になる場所、川沿いなど増水の危険がある場所に建てない事が大切です。砂地を避け、芝生や砂利の場所にするなど。
そういった場所がなく、水たまりができてしまったら水を流すための道を作りましょう。子供の頃に作ったなんちゃって川のような感じで(≧▽≦)
そのときに周りに迷惑を掛けないように気を付けましょうね(^_-)b
・設営について
テントを建てる際にテントの下にはグランドシートや、なければブルーシートなどを敷き、テントの底が地面に直接触れないようにしておく浸水はもちろん汚れからもテントを守ることができます。
テントとシートの間に雨水が溜まらないよう、テントより小さめのサイズを選ぶか、はみ出たシートはを内側に折り込んでくのも良いですね
また雨が降るとぬかるんでしまい、ペグが抜けやすくなることがあります。その場合、石などの重みがあるものを乗せておくと抜けにくくなります。
はじめからテントとタープを連結させる・タープの下にテントを張っておくという手もあります。
もし、テントフロアから浸水してしまうと、置いている物が漏れてしまう可能性があります。その場合は移動が必要になることもあります。
この時にスマホなど濡らさないのはもちろんですが、寝具や防寒具など濡らさないように注意して下さいね。
ハイコットはこういう時にはとても便利で役に立つのでおすすめです。
テントのトラブル◆まとめ◆
いつ起こるか分からないトラブルに備えて布ガムテープやリペアテープ、ビニールテープや登山のトラブルでも便利な細引きやテーピングやカラビナや安全ピンなどは持って行っても損はなさそうですね。
ちょっとしたトラブルなら、応急処置法を知っていれば乗り越えられることもありますが、何の準備もしていなかったらそれさえもできません。何もないことに超したことはありませんが、いざという時の為にもしっかりと準備しておきたいですね!!
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