こんにちは、アウトドアギアレンタルそらのしたの、システムエンジニアのサカモトです。
普段、マウスより重い物を持つ機会が無い僕ですが、会社の仲間に誘われ、長野県の千畳敷カールからアクセス可能な木曽駒ケ岳に登頂してきました。
【普段はマウスより重い物を持たないサカモト】
初心者の方のための注意点と、おすすめ装備・服装、千畳敷カールの魅力について書いてみたいと思います。
千畳敷カール 休日に普通に行くと超混雑しています
千畳敷カールは、1,662m地点にある「しらび平駅」から、2,612m地点までロープウェイで一気に上昇する事が出来ます。
ですが「しらび平駅」と、その手前にある「菅の台バスセンター」の間は、常時マイカー規制がされていて、自分の車で通行する事が出来ません。
自分の車で行く事が出来るのは「菅の台バスセンター」までです。
なので通常のルートとしては、
・「菅の台バスセンター」まで自分の車で行く。
・そこからバスで「しらび平駅」まで行く。
・ロープウェイで「千畳敷駅」まで行く。
これが通常のルートなのですが、ひとつ問題があり、休日はバスがめちゃくちゃ混みます。
「菅の台バスセンター」の時点で物凄い行列が出来て、バスも当然、乗車数に限界がありますから、数時間待ちもよくある話です。
バスでロープウェイの駅まで辿り着いても、次はロープウェイの行列が待っています。
休日に普通に行くと、この大混雑に遭遇する事は避けられません。
千畳敷カール おすすめは平日。行きはタクシーを予約しましょう
スケジュール的に難しい場合も多いとは思いますが、可能ならば平日に行く事をおすすめします。
平日と休日とで、混雑度が全く違います。
さらに、移動手段も一工夫しましょう。
今回、バスの行列を避け、ロープウェイの待ち行列の最前列に並ぶために、ある意味、裏道的なルートを使いました。
流れとしては、以下のようになります。
・「菅の台バスセンター」まで自分の車で行く。(ここまでは通常ルートと同じです)
・前もって予約しておいたタクシーで「しらび平駅」まで行く。
・ロープウェイで「千畳敷駅」まで行く。
「菅の台バスセンター」から「しらび平駅」までの移動を、バスではなくタクシーに変更するだけですが、大きな違いがあります。
バスの時間は基本的には時刻表通りですが、タクシーであれば出発時刻・到着時刻を調整出来ます。
時期によってバスの始発の時刻は変わりますが、4月中旬~11月上旬であれば7時15分です。
始発のバスが7時40分頃に「しらび平駅」に着きますから、
タクシーで「しらび平駅」に、それより前に着いておけば、始発のロープウェイの行列の先頭に並べる=最速で千畳敷駅に辿り着く事が出来ます。
タクシー会社については、こちらのページに指定のタクシー会社名リストがあるので、そちらをご確認ください。
帰りのルートに関しては、下山時刻が確定しづらくタクシーの予約というのは難しいと思うので、ロープウェイで「しらび平駅」まで戻り、普通にバスで戻りましょう。
行きのルートで「しらび平駅」で購入出来るロープウェイ・バス往復チケットで、菅の台バスセンターまで戻れます。
千畳敷カールのおすすめ装備・服装
時期にもよりますが、今回、僕のチョイスした装備と服装を参考までに書いておきます。
・ゴアテックスレインウェア
・インナーダウンジャケット
・トレッキングポール
・トレッキングパンツ
・登山靴
・ザック
透湿性に優れ、突然の天候不良にも対応できるレインウェアは、登山では必須の装備です。
平地との気温差が大きいので、薄手のインナーダウンも欠かせません。
トレッキングポールは、特に登山の後半、体力が尽き果てた自分の体を支えるのに本当に役に立ちます。
パンツは、ジーンズなどだと動きづらいので、柔らかい素材のトレッキングパンツがおすすめです。
靴は、ソールがしっかりして滑りづらい登山靴が欠かせません。
登山用ザックは、日常用のリュックとは違ってハーネスやストラップで体にしっかりとフィットさせる事が出来て、収納力もあり、負担を感じずに背負う事が出来ました。
上に書いたアイテムは、アウトドア用品がレンタルできるWebショップ「そらのした」の「富士登山セット」に含まれています。
富士登山セットという名前ですが、もちろん富士登山以外にも使えますよ!
トレッキングパンツは別途、単品でレンタル可能です。
はじめての富士登山セット 選べるコーディネート(レディース)
千畳敷カールの魅力・絶景
ロープウェイの駅から出て、数歩歩くと、もうこの光景!
氷河が削り取った独特のカール地形が美しいですね。
山の中腹に、唐突に出現したサル。意外と可愛かったです。
やはり、ロープウェイで一気に2600メートルまで上がれるというのは、他に無い、すごく魅力的な場所でしたね。
普段全く運動していない僕のような人からすると、特に前半はきつい岩場が多く、しんどかったですが、乗り越える価値はありました。
休んでは歩き・休んでは歩きして、一緒に登った会社の仲間たちの中では一番ペースが遅く、常に最後尾を歩いていましたが、それでもなんとか登頂出来ました。
なんとか登頂成功の図。
写真では笑顔ですが、この時、体力の限界が来ていて、
「同じ距離また戻るの…?
体力もう尽きてますけど…?
頂上からロープウェイで戻りたいんですけど…?」
と思っていたのは、ここだけの話です。
※木曽駒ケ岳の頂上からロープウェイは出ていません。
みんなで登頂成功!
千畳敷カールから登頂できる山は複数ありますが、慣れていない方は、まずは木曽駒ケ岳がおすすめです。
千畳敷の風景は、日常とかけ離れた場所にある絶景です。
これだけの絶景に、ここまで簡単にアクセスできる場所は、国内ではそうそう無いと思います。
しっかり準備して、一生の思い出に残る登山をお楽しみください!