どんなスポーツをするのにもトラブルは付き物です(≧◇≦)
『自分は大丈夫!』なんて思っていたら大変なことになってしまうかも!?!?
もちろん、登山もそうです(>_<)
そこで登山においてどのようなトラブル(自身に関わるもの)があるのか、まとめてみることにしました。
目次
★登山で起こりやすいトラブルについて
登山において起こりやいトラブルをいくつか挙げてみます。
・登山で起こりやすいトラブル①脱水症・熱中症
脱水症は自分ではなかなか自覚できないので、脱水症のサインが出ていないかを仲間同士でチェックすることが大切です。脱水症や熱中症が疑われる場合はすぐに対策を取らないといけません。
脱水症になってしまうと血液の量が減り、血圧が下がってしまいます。更には必要な栄養素が体に行き渡らなくなってしまいます。脱水症が、熱中症を引き起こす原因になります。
『カラダがだるい』『足がつる』『食欲がない』『ペースが落ちる』『いつもよりもトイレの回数が少ない』『イライラする』『めまい』などの症状を気にするようにしましょう。
熱中症になってしまうと、失神・筋肉痛・筋肉の硬直・大量の発汗・頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感・意識障害・けいれん・手足の運動障害・高体温のような症状がみられます。
①予防・対策
脱水症・熱中症にならないよう、のどが渇く前からこまめに水分補給をするなど予防することが大切です。
暑いときには、薄着で吸湿性のある素材や通気性のよいものを選ぶ、炎天下では帽子をかぶるなど、直射日光を避けるようにしましょう。

・登山で起こりやすいトラブル②高山病
標高の高い場所で、空気が薄くなり、酸素が欠乏することによって引き起こされます。頭痛・疲労・脱力・吐き気・食欲不振・めまい・ふらつき・イライラなどがあります。更に深刻化すると息切れ・錯乱・昏睡などの症状が現れます。
②予防・対策
『体を高度にならす』『水分補給する』『ゆっくりと登る』『深い呼吸を意識する』『日頃から運動する』『前日は特にアルコールを控える』『体を締め付ける服は着ない』など高山病にならないように心がけましょう。
例えば富士山登山するとして、5合目(高地)に到着したら1時間ほど休んで体を慣らしてから登山を開始します。こまめな水分補給を忘れないように注意して下さい。脱水症状になると血液の量が減り、血流も悪くなってしまい酸素を体にうまく運べなくなります。登山時は徐々に高地に体を慣らすよう、ゆっくりと登ることが大切です。
その際、深い呼吸を心がけましょう。疲労で呼吸が浅くなってしまうと、酸素も不足します。時々深呼吸するのがおすすめです。
また、日頃から体を動かしておくと登山もラクになりますし、高山病の予防にもなると思います。
アルコールは控えましょう。登山前日は特に飲まない方が良いかと思います。酸素を体内にうまく取り込めなってしまうことがあり、高山病の原因になります。
それから体を締め付ける服を着て登山すると高地で深呼吸がしづらくなってしまうのでゆったり、呼吸のしやすい服装が望ましいと思います。

・登山で起こりやすいトラブル③膝痛
登山における膝痛は、過度の負担を膝にかけて歩くことから筋肉疲労によって起こることが多いです。ほとんどの場合、関節まわりの筋肉の炎症が原因となります。
③予防・対策
日頃から運動することと適正体重を保つことが予防につながります。また登山において心配な方は、サポートタイツやサポーターで保護する、トレッキングポールを使用するなどアイテムにサポートしてもらうのも良いですね!!
下りは特に膝に負担がかかります。膝のクッションを上手く使いながらゆっくりと歩く、大きい段差を下りるときは身体を横向きにするなど、歩き方を意識すると良いですね。

・登山で起こりやすいトラブル④靴ずれ・マメ
皮膚の局所的な摩擦によって炎症が起こります。皮膚の厚い足裏に比べ、かかとは皮膚が薄く摩擦に弱いので、特に靴ずれしやすいです。
自分の足に合わない靴だと、小さければ爪先が当たって痛くなってしまったり、大きければ中で足が動いてしまって、靴ずれ・マメができやすくなります。
また、靴の中に湿気があると皮膚がふやけて柔らかくなり、皮膚に対する摩擦が大きくなって靴ずれ・マメができやすい環境となります。
④予防・対策
自分に合った靴を選び、しっかりと履きます。それでも心配な方はテーピングや厚めの絆創膏などで保護しておくことをおすすめします。

・登山で起こりやすいトラブル⑤ケガ(捻挫・骨折・流血)
登山では気を付けていても転倒・滑落・落石などよってケガをしてしまう場合があります。険しい場所や岩場、バランスの取りにくい場所、危険な場所などがあります。
⑤予防・対策
とにかく気を付けるしかありません。あまり急ぎ過ぎず、ゆとりを持って、落ち着いて登山することが大切です。危険な場所に近付かない、禁止区域に立ち入らないようにしましょう。
看板なども見逃さないようにすると良いですね(^_-)b
・登山で起こりやすいトラブル⑥凍傷
凍傷は冬になるものだと思われがちですが、春や秋でも氷点下になる場所や雨などで長時間低温の状態だと凍傷になることがあります。
気温が氷点下になった時、臓器を守ろうと体の中心部の体温を保とうとします。その為、血行が悪くなり中心部から離れた手足から冷えていきます。凍傷は元に戻るか、壊死してしまい切断するか・・となるので注意が必要です。
⑥予防・対策
循環の悪い手足の指先、鼻先、頰、耳に起こることが多いです。手袋や靴ひもをきつく締めすぎて血行が悪くならないよう注意が必要です。もし手袋や靴下が濡れてしまったら必ずすぐに履き替えます。
凍傷にならない為にはカイロをあてたり、暖かいものや保温性の高いものを装備すると良いですね。冬山ではピッケルなど、金属を持つ場合、持ち手には十分注意して下さい!!

・登山で起こりやすいトラブル⑦低体温症
山では天気が変わりやすかったり、標高差による気温差がでたり、夏でも気温が低くなる場合があります。そういった時に防寒できない・着替えがなく濡れたままの状態でいると低体温症になってしまうかもしれません。
低体温症とは深部体温(身体深部の体温)が35℃未満の状態のことで、35℃を下回ってくると身体が体温を上げようと、全身がガタガタと震える症状でてきます。更に下がってしまうと、震えもなくなり、意識がもうろうとしたり、昏睡状態になったり、死に至ることもあるので注意が必要です。
⑦予防・対策
低体温症にならない為には防寒着やカイロ、サバイバルシートなど、防寒の準備をしっかりとしておくことがとても重要になります。着ている物が雨や汗などで濡れてしまったらすぐに着替えます。
また、仲間同士で何らかの症状がでていないか、確認し合いましょう。
・登山で起こりやすいトラブル⑧道迷い
『登山道だと思って歩いていたのにいつの間にか獣道に入ってしまった。』『中々地図上のポイントに辿り着かない。』『分岐点を見逃してしまったようだ。』
警視庁の調べによりますと、登山中のトラブルでは道に迷う人が特に多いようです。また、単独・少人数で行動する方が遭難する人が多いようです。
⑧予防・対策
入山前にルートを把握しておく、地図やGPSで正確な情報を元にきちんとプランを立てる、仲間で行動するなど迷わないようにしっかりと対策しましょう。
・登山で起こりやすいトラブル⑨虫や動物に遭遇
最近では住宅地にまでシカ・サル・イノシシが出没することがとても多くなりました。私もシカとサルにはお会いしたことがあります(゜o゜) 笑
笑い事ではありませんが!!
他にもクマ・スズメバチなど危険な生き物に遭遇する場合もあります。
⑨予防・対策
単独行動を避ける、鈴を付けて歩いたり大きな声でおしゃべりしながら歩くなど存在を知らせる様にします。
ただ、本当に効果があるのかは分からないので熊撃退スプレーを携帯することをおすすめします。熊以外の動物にも効果があると言われています。
また、ハチは黒い物や香水などの匂いに反応するので注意が必要です。
注意 危険な生き物だけでなく、どんな動物に遭遇しても絶対に近寄らないようにしましょう!!!
気配や違和感を感じたらすぐにその場から離れた方が良いですね!!
・登山で起こりやすいトラブル⑩雷
雷の音が聞こえ始めたら、すぐに安全な場所に避難します。山頂や尾根などの高い場所や高い木の近くはとても危険です。人に落雷することも十分にありえます。
⑩予防・対策
こまめに天気予報をチェックしたり、空の様子を見ながら歩きます。
遠くで雷が鳴っていてもすぐに近くに来る場合があります。みんなでかたまらずに低い姿勢で避難しましょう。登山では天候が急変することがあります。怪しいなと思ったら、早めに避難することが大切です。
★まとめ
登山にはたくさんの楽しみや魅力があります☆でもちょっとしたことから命の危険につながることがあります。
どのようなトラブルがあって、どうやって予防・対策をするのか知っておけば、安心して登山を楽しむ事ができます。自分や仲間との安全を守りながら登山を楽しみましょう!!!
今回はここまでですが、『対処法』についての記事もアップしますのでお楽しみに(≧▽≦)
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