[あらかじめ知っていると安心?]ドロップルーフ注意事項まとめ2[撥水が効きにくい素材!?]

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皆さんこんにちは!!

 

そらのしたですAO(`・ω・´)ゞ

 

前回のブログではドロップルーフの施工によって不具合が起こる可能性のある場合にご連絡する内容をいくつかご紹介しました。

[あらかじめ知っていると安心?]ドロップルーフ注意事項まとめ1[経年劣化・ポリウレタン・革製品]
良い点だけでなく注意事項やリスク・デメリットなどの懸念すべき点も非常に気になりますよね。今回はそらのしたがお届けしている撥水加工”ドロップルーフ”にて、ご依頼品検品後のお見積のご連絡時によくお客様にご案内するリスクなどの注意点をご紹介していきます!

そこで今回は、ドロップルーフ撥水加工を行っても撥水性が十分に発揮されない懸念のあるものなどについてご紹介します。

それでは行ってみましょう!!

見積時の連絡・検品シートとは?

ドロップルーフではお客様からお預かりしたご依頼品を”検品”した後、お見積のメールをいたします。

その際添付する”検品シート”に検品結果が記されています。注意事項などもこの検品シートに記入されています。

基本的に検品シートの上段のイラストに、検品時に確認したシミなどの汚れ傷・破れ・穴などの破損について記入しています。

そして主に検品シートの下段に注意事項などが書かれています。施工によって発生する事が予想される不具合・破損などのデメリットや素材によっては十分な撥水性が発揮されないかもしれないと言った懸念などが、この注意事項に含まれます。

下の項目では、実際にここに書くことがある注意事項の中から”撥水加工の効果が薄いかもしれないアイテム”についていくつか紹介していきます。

撥水加工の効果が薄い可能性があるもの

撥水効果が弱い素材

”この製品の素材の特性上、他の繊維に比べ撥水効果と耐久性が弱くなります。それでも施工をご希望頂ける場合は、上記をご希望の上、ご同意をお願いします。”

検品時に、ご依頼品に撥水加工を行った際に撥水性や耐久性が十分に発揮されない可能性が高いと判断した場合には上記の様な内容をご連絡します。

撥水効果が薄い・弱い素材の一例

撥水効果が薄い・弱い素材の例としては、綿(コットン)などがあります。

逆に強い撥水効果が期待される素材には、ナイロン・ポリエステルなどがあります。

しかしポリエステル○%・綿○%と言うように、綿が含まれていると撥水性が弱くなる可能性があります。

またナイロン・ポリエステル100%であっても、起毛素材やソフトシェルだと強い水流や長時間雨に打たれると水が染み込む可能性があります。

防水機能が備わっていない素材

”この製品はレインウェアのような防水機能が備わっている生地ではございません。当サービスは撥水加工のため、表面は撥水しますがレインウェアの様な防水機能が追加される訳ではございません。上記をご了承の上、ご同意のほど宜しくお願い致します。”

レインウェアのような防水機能の備わっている生地と言うのは、主に表地と裏地とGORE-TEXなどの防水透湿素材の生地が層になった生地のことを言います。

(わかりやすさ重視で超シンプルに解説しています。)

この防水素材の層がなければ、水はたちまち染み込んでしまいます。

ドロップルーフによって生地表面には撥水性能が付与されます。

しかし防水性能が付与されるわけではないので、長時間雨に晒されたり摩耗・圧力が加わると次第に水が染み込んでいってしまいます。

撥水加工は防水生地の働きを補助したり、快適性を向上させることが主な狙いです。

まとめ・次回予告

今回は、ドロップルーフの撥水効果が十分に発揮されない可能性のある場合にご連絡する内容をいくつかご紹介しました。

ドロップルーフの依頼の検討やお申込み時にお役に立てればうれしいです。

今後もまたドロップルーフやテントクリーニングサービス・アウトドアギアレンタルについてご紹介します。それではごきげんよう!!

ドロップルーフとは?

アウトドアで使用する、レインウェア、テントなど、撥水加工がされている製品に対して最適なクリーニングし、落ちてしまった撥水性を回復させるため、「弾水コーティング」を施し、より快適にアウトドアライフを過ごしていただくためのメンテナンスサービスです。

初期撥水性の高さはもちろんのこと、過酷な条件下でその撥水性が長時間持続することが大きな特徴です。

RESOLUTION01 高い撥水性

私たちの行う弾水コーティングは非常に高い撥水性を持つため、撥水された水は球体へと近づきます。

その結果として、水が付着してもすぐに玉となり転がり落ち、衣類に残存する水を極力軽減させます。

RESOLUTION02 耐久性に注目

私たちが最も注力した点は撥水力の耐久性。高い撥水レベルを長時間維持できなければフィールドでは無力です。弾水コーティングはアウトドア専門撥水加工として、撥水性がどれだけ維持できるか、そこに最も注力して開発しました。

(動画のウェアは2019年夏のシーズンに、そらのしたのレンタルで貸し出しをしていたmont-bellのストームクルーザーです。)

※撥水性能を維持するためには、洗濯や乾燥など適切なメンテナンスを施す必要があります。

下記リンクのブログにて、ドロップルーフを施したウェアの撥水性が低下する原因と撥水性を回復させるためのメンテナンス方法を紹介しています。

ドロップルーフ施工品のメンテナンス方法紹介ブログ!ゴアテックスウェア洗濯・撥水復活!!
ドロップルーフは撥水性が高いのはもちろんのこと、撥水の耐久性も市販の撥水剤と比べて優れているのが特徴です。しかしいくら耐久性が優れていると言っても、適切なメンテナンスをしなければ真価を発揮しません。今回のブログでは、ドロップルーフを施工したウェアの撥水性が落ちる原因と撥水性を復活させるメンテナンス方法を紹介します。

RESOLUTION03 透湿性を損なわない処理

撥水処理には表面をコーティングしてしまう処理もあります。私たちが施す弾水コーティングは登山向けとして開発しており、GORE-TEX等の防水透湿性素材に対して、透湿性を極力損なわない方法を選定して処方しております。

ドロップルーフスタッフ

2015年よりサービスアップしたアウトドア専門クリーニング&撥水加工サービスドロップルーフのスタッフが執筆しています。
一日中雨に打たれるアウトドアだからこそ、撥水スプレーや市販の撥水剤ではなく、専門的に研究開発をする必要があるはずだという思いから開発した耐久撥水加工「弾水コーティング」を実施している。

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