[撥水が効きにくい素材その2]ドロップルーフ注意事項まとめ3[過去に防水スプレーを使った場合]

登山・山登りコラムドロップルーフ・効果ドロップルーフコラム

皆さんこんにちは!!

(新倉山浅間公園から見た富士吉田市富士山)

最近車の撥水ワックスの効き目に若干満足いかない・・・

そらのしたAOです(`・ω・´)ゞ

これでもちゃんと撥水しているのかもしれませんが、普段もっと凄い撥水を見ているのでこんな贅沢な悩みを持ってしまいました(笑)

(ドロップルーフを施したmont-bellストームクルーザーDKTLそらのしたでもレンタルしています!)

そんなドロップルーフですが、最大の効果を発揮するためにはいくつかの”避けた方が良い”条件があります。

前回のブログでご紹介したのは綿(コットン)を含む生地起毛素材防水機能の無い生地などがありました。

今回のブログでは、上記の物とは少し趣の異なった撥水加工の効果を最大限に発揮するために”避けた方が良い”条件と、もしもその条件に当てはまるご依頼品が来た場合「お客様にどのようにお知らせしどういった懸念があるのか」ということについてお見積時の連絡にてお客様に実際にお送りする検品シートの内容を使ってご紹介します!

それでは行ってみましょう!!

見積時の連絡・検品シートとは?

ドロップルーフではお客様からお預かりしたご依頼品を”検品”した後、お見積のメールをいたします。

その際添付する”検品シート”に検品結果が記されています。注意事項などもこの検品シートに記入されています。

基本的に検品シートの上段のイラストに、検品時に確認したシミなどの汚れ傷・破れ・穴などの破損について記入しています。

そして主に検品シートの下段に注意事項などが書かれています。施工によって発生する事が予想される不具合・破損などのデメリットや素材によっては十分な撥水性が発揮されないかもしれないと言った懸念などが、この注意事項に含まれます。

上記のように大抵の連絡事項・注意事項は検品シートにまとめて記載されていますが、今回ご紹介する内容は、この検品シートとは別の紙に書かれています。(送られるタイミングは検品シートと同じでお見積メールに添付されています。)

             

過去に”撥水(防水)スプレー”や”市販の撥水剤”をご利用の場合

過去に撥水スプレーや市販の撥水剤をご使用の場合、新しい撥水剤(ドロップルーフの撥水剤)の乗りが悪く、撥水加工の効果が弱くなる場合がございます。

実際自分はドロップルーフの施工完了品をチェックする機会が多いのですが、撥水力が弱いウェアの注文伝票を確認すると、元々撥水スプレーや市販の撥水剤を使っていたウェアである、ということを何度も経験しています。

※過去に行った撥水加工が弊社の”ドロップルーフ弾水コーティング”である場合は、問題ありません。むしろ複数回の施工によって撥水力が強くなることが期待されます。

下の項目で紹介しますが、一応過去に使った撥水スプレーや撥水剤の効果を取り除くことも可能なのですが、不具合が発生するリスクが高まる可能性があります。

ですのでお使いのウェアの撥水力が落ちたな、と感じられましたら”真っ先にドロップルーフで撥水加工を行うことをオススメします!!

過去に使った撥水スプレーや撥水剤の効果を取り除く場合

過去の撥水剤を取り除くために一工程加え強い洗浄を行いたいのですが以下の様な不具合が発生する可能性が高くなります。

・プリントやコーティングの剥がれ

・生地の剥離(元々剥離していた場合はさらに広がる)

・色褪せ

・ゴムが伸びる

不具合が発生する可能性がありますが、撥水の効き目を優先して施工させていただきます。

もし、撥水の効き目が弱い可能性があるが、出来る限り安全に施工する工法をお希望される場合は、お堂維持にご一報いただきますようお願いいたします。

※生地の剥離やプリントの剥がれは経年劣化によるもので通常の洗浄でも発生する可能性がある事をご了承ください。

安全な工法での施工をご希望の場合は、ご同意前に必ずご連絡ください。

過去に使った撥水スプレーや撥水剤の効果を取り除くことが出来ない場合

過去に撥水スプレーや市販の撥水剤をご使用の場合、新しい撥水剤(ドロップルーフの撥水剤)の乗りが悪く、撥水加工の効果が弱くなる場合がございます。

そのため通常よりも強い洗浄を施し過去の撥水剤を落とさないと新しい撥水剤が乗らず、撥水の効き目が弱くなる場合があります。

しかし製品によっては強い洗浄を行えないため、仕上がりが弊社ホームページで謳っているものより撥水力が弱くなる可能性がございます。

それでも施工をご希望頂ける場合は、上記をご了承の上ご同意のほどお願いいたします。

まとめ

いかがでしたか?過去に撥水スプレーや市販の撥水剤をご使用の場合、新しい撥水剤(ドロップルーフの撥水剤)の乗りが悪く、撥水加工の効果が弱くなる場合がありますので・・・

1.強い洗浄によって過去に使った撥水スプレーや撥水剤の効果を取り除くことも可能なのですが、”剥がれ・剥離”や”色褪せ”等の不具合が発生するリスクが高まる可能性があります。

2.製品によっては強い洗浄を行えないため、仕上がりが弊社ホームページで謳っているものより撥水力が弱くなる可能性がございます。

3.上記の様な状況を避ける為、撥水力が落ちたな・・・と感じられましたら”真っ先に”ドロップルーフで撥水加工を行うことをオススメします!!

という3点が伝われば幸いでございます。まだまだに色々な事をお伝えしていきます。

それではごきげんよう!!

(新倉山浅間公園から見た忠霊塔富士吉田市富士山)

ドロップルーフとは?

アウトドアで使用する、レインウェア、テントなど、撥水加工がされている製品に対して最適なクリーニングし、落ちてしまった撥水性を回復させるため、「弾水コーティング」を施し、より快適にアウトドアライフを過ごしていただくためのメンテナンスサービスです。

初期撥水性の高さはもちろんのこと、過酷な条件下でその撥水性が長時間持続することが大きな特徴です。

RESOLUTION01 高い撥水性

私たちの行う弾水コーティングは非常に高い撥水性を持つため、撥水された水は球体へと近づきます。

その結果として、水が付着してもすぐに玉となり転がり落ち、衣類に残存する水を極力軽減させます。

RESOLUTION02 耐久性に注目

私たちが最も注力した点は撥水力の耐久性。高い撥水レベルを長時間維持できなければフィールドでは無力です。弾水コーティングはアウトドア専門撥水加工として、撥水性がどれだけ維持できるか、そこに最も注力して開発しました。

(動画のウェアは2019年夏のシーズンに、そらのしたのレンタルで貸し出しをしていたmont-bellのストームクルーザーです。)

※撥水性能を維持するためには、洗濯や乾燥など適切なメンテナンスを施す必要があります。

下記リンクのブログにて、ドロップルーフを施したウェアの撥水性が低下する原因と撥水性を回復させるためのメンテナンス方法を紹介しています。

ドロップルーフ施工品のメンテナンス方法紹介ブログ!ゴアテックスウェア洗濯・撥水復活!!
ドロップルーフは撥水性が高いのはもちろんのこと、撥水の耐久性も市販の撥水剤と比べて優れているのが特徴です。しかしいくら耐久性が優れていると言っても、適切なメンテナンスをしなければ真価を発揮しません。今回のブログでは、ドロップルーフを施工したウェアの撥水性が落ちる原因と撥水性を復活させるメンテナンス方法を紹介します。

RESOLUTION03 透湿性を損なわない処理

撥水処理には表面をコーティングしてしまう処理もあります。私たちが施す弾水コーティングは登山向けとして開発しており、GORE-TEX等の防水透湿性素材に対して、透湿性を極力損なわない方法を選定して処方しております。

ドロップルーフスタッフ

2015年よりサービスアップしたアウトドア専門クリーニング&撥水加工サービスドロップルーフのスタッフが執筆しています。
一日中雨に打たれるアウトドアだからこそ、撥水スプレーや市販の撥水剤ではなく、専門的に研究開発をする必要があるはずだという思いから開発した耐久撥水加工「弾水コーティング」を実施している。

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