【富士山で会える!?】動物特集~リス編~

登山・山登りコラムあなたの知らない富士山登山

動物博士(←誇張)による富士山で会える動物紹介です(๑◔‿◔๑)

今回はフサフサな動物・・・

しっぽがフサフサなリスの紹介です。

リスって名前からすでに可愛さがありますよね(๑˃̵ᴗ˂̵)

あの特徴的な大きなしっぽはリスならではですね!

意外と富士山では出会いやすかったりするんですよ?

リスってどんな動物?

リスはネズミ目(齧歯目)リス科の動物です。そのまんまですね( ◠‿◠ )

漢字で書くと、

栗鼠

まぁ、茶色いネズミっちゃぁネズミか・・・・

特に個体数が多いのがニホンリスです。
写真やイラストで見る背中がストライプ柄になっているシマリス(エゾシマリス)は北海道に生息しているので本州以南にはいないようです。
この柄のリスが富士山にいたとしたらかなりの確率でペット用の個体(チョウセンシマリスなど)が繁殖したものの可能性があります。

エゾシマリス(ペット用のシマリスとは別個体)

今回ご紹介していくのはニホンリスです。

ニホンリス(耳が可愛い)

そしてニホンリスの学名は・・・

Sciurus lis ٩(๛ ̆ 3 ̆)۶<シュールス・リス!

あ、リスって入ってる・・・

ニホンリスは、耳の先端のシュッとしているところが可愛いですよね!ね!(灬╹ω╹灬)

食性は植物食がメインになります。木の実や芽・果実を中心に食べますが昆虫も食べたりします。

また、種子などの腐りにくい食べ物を地中に埋めたり巣に隠したりする習性があります。
そして”いつ埋めたか”まで覚えているようです。

さて、そんなニホンリスはどこにいるでしょうか?(ㆁωㆁ*)

リスはどこにいるの?

ニホンリスの生息域は、平地から亜高山帯と言われる標高約2500m以下の場所に生息しています。
富士山だと5合目から下ですね。
1合目でもちらほら見ることはありますが、できるだけ人気の無い場所のほうが発見しやすいです。

体長は約15~22㎝、自慢のしっぽは約13~17㎝ほどあります。

そしてなんと体重は、300gと余裕の1㎏未満!(๑•́‧̫•̀๑)<ウラヤマシイ・・・

巣は、樹上棲と言って、木の上を中心に巣を作ります。これは有名ですね。
木の枝や樹皮を上手に使って巣を作るんですよ。すごいですね!
なので、リスを探すときは木の真ん中らへんから上を見ましょう。←ここがミソ
そして昼行性!夜行性の反対です。
また、活動範囲が10㌶にも及びかなり活動的なのでその習性も出会える可能性を上げてくれています。
※10㌶=東京ドーム2個以上
昼に行動するなら出会える可能性がすごくUPしますね!もう会えたようなもんだ!(๑>◡╹๑)b

それでもリスがどこにいるか分からないときは、足元を見ましょう。

そして、エビフライを探してください。エビフライです。山の中で・・・エビフライ・・・

リス発見への手掛かりはエビフライ

このエビフライの正体は松ぼっくりなんです。

リスが松ぼっくりを食べた後の状態がエビフライそっくりになります。

ちなみにこんな感じ👇

リス食べた後の松ぼっくり

ノネズミも松ぼっくりを食べるとエビフライになりますが、エビフライが落ちている場所ならリスに会える可能性が高くなります。

木の上でダメならエビフライを探しましょう!

⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾ デテコーーーイ!!

(在来種)リスの生活の変化

実は、ペット用のシマリスの自然界での繁殖以外にも外来種の繁殖の問題もあります。
タイワンリスやチョウセンシマリスなどの移入によって、ニホンリスなどの在来種の生息域が脅かされるなどの問題もあります。
また、移入してきたリスたちによる食害も発生している地域もあるとか・・・

チョウセンシマリスとタイワンリスは、富士山のある山梨県と静岡県で生息が確認されているので出会える可能性ありですね。

リスの尻尾はとにかくスゴい

さて、尻尾です。気になりますよね!

なぜあんなに長いのか?可愛いだけの尻尾なのか?
アクティブに動き回るリスなので、その身体と同じくらい大きな尻尾はバランスを取る際にとても役立ちます。

実はさらにスゴい使い方をしているんです!٩(๑òωó๑)۶

パラシュートの代わり

リスの尻尾は天敵などに追い詰められ、木から地面へ飛び下りる際にそのフサフサの毛が空気を拾って落下の衝撃を和らげるそうです。
かなり高い場所から飛び降りても怪我一つ負わないそうです。

枕の代わりに

パラシュートに使った尻尾は枕にもなります。便利すぎだ!(๑•̀ㅁ•́๑)✧
尻尾を抱き枕のようにして寝ることがあるみたいですね。見てみたい・・・
冬眠する際も尻尾を抱いて丸まった状態で冬眠します。

※枕にしないこともあります。

傘の代わりに

身体と同じくらい大きな尻尾は傘としても機能しています。

雨が体の体温を奪うのを防いだり、日光による体温の上昇を防いだりと尻尾にはリスの体を守る傘のような役割がありことが発見されています。( ・`д・´)<ムダガナイ!

身代わりに

リスの尻尾はトカゲの尻尾と同じようにピンチの際に切り離すことができます。

トカゲには再生芽という細胞があるので尻尾を切り離した後でも徐々に再生しますが、リスの場合は一度切り離した尻尾は再生しないので1回きりの逃走手段となってしまいます。

また、リスの尻尾にはたくさんの役割があるので尻尾を犠牲に生き延びた個体の生存率はかなり落ちてしまうようです。
もし、近くにリスがいても不用意に触らないように(特に尻尾には触らないように)しましょう。
ポロッといっちゃうかも・・・(๑•﹏•)

さいごに

山でリスを見つけるなら木の上、いそうな場所の目星はエビフライでつけましょう!
リス見たさに上ばかり気にしすぎて、足元の安全確認を怠らないようにしましょう。山では転倒だけでなく滑落のリスクもあります。
動物観察は、動物にも人間にも安全な場所・距離で!

どうですか??リスの可愛さが伝わったでしょうか?(*∩ω∩)

え、足りない?(๑☉ᴗ☉)・・・

分かりました!(๑˃̵ᴗ˂̵)b

次回もフサフサな動物を紹介しますね!おたのしみに!

そらのした富士登山

富士登山用品のレンタル事業を展開して10年超のそらのしたスタッフ。スタッフ内には静岡山岳ガイド協会に所属している者やアウトドア全般に精通したスタッフも在籍。富士山の富士吉田ルートが近い山梨県富士吉田市に拠点を置き、富士山には何度も登った経験を有し、夏だけでなく冬季の富士山に登った経験もある。「遊び心あふれる仲間づくり」をミッションに活動する。

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