★雪山への誘い★
こんにちは。そらのした森藤です。
先日、友人からの電話が鳴りました。
登山を教えてくれたのも
私が森に住むことを決意させてくれたのも
彼です。
東京と山梨で少し離れてはいますが
今も定期的に会う仲間。
誰かのことを考えていると電話が掛かってくるって事がよくあるんですが
電話の苦手な私は大抵電話のそばにいないんです。
でも彼の場合はいつも電話が近くにあって。
以心伝心というか
縄文人はテレパシーを使えたというし。。。
とにかく彼は
「久々に山に行こう。もう一年も登ってないから、慣らしで低山がいい。」と。
「その日は晴れだ。前日には少し雪が降る。面白そうじゃないか。」
★岩殿山へGO!★
そんな訳で、大月市の岩殿山へ。
都内から中央線で大月駅に近づくと目に入る巨大な岩!
そう、この岩山が岩殿山です。
最短ルートだと大月駅から1時間程で登れちゃう山なんだけど、
中世の砦として割と有名な岩山。
雑誌ムーなんかでは、縄文時代からのものだとか。。。
そういえば近所に住むおじいちゃんがキリストの墓もあるなんて言ってたし
桃太郎伝説にも関係あるらしい。
確かに中央線の駅名は、鳥沢、猿橋と来て大月。
あれ?犬がいないけど、いいか。
朝、彼とその彼女、そして私の3人が集合すると快晴! 前日の雪が10㎝程度。
初心者には絶好の雪山です。
するとすれ違った地元のおじさんに「今日は、難しいルートは止めとけ」と。
はい、最も簡単なルートにします。せっかくのアドバイスですから。
登り始めて気が付くのが、とても静かだということ。
森の動物たちは身を潜め、鳥のさえずりすらありません。
あるのは、キュッ、キュッ、ザクッ、ザクッていう足音だけ。
まるで時間が止まったよう。
大きな岩の岩殿山は、よく見ると小さな石の集合体。
その小さな石は丸っこくて、つるつる。
海の石よりもつるつるなのはナゼ?
ストーンウォッチャーの私はワクワクしてたまりません。
★頂上でランチ★
景色もいいし、ここでお昼にしましょうか。
今回は冬の保存食『おもち』!!
島根の妹尾さんがつくる最初から最後まで手作りのおもちを
雑煮にしてみました。
体が暖まるし、山でも簡単。
食後にはもちろんコーヒーとデザート。
彼はいつもスペシャリティーコーヒーを調達してくれるし、
料理人の彼女は、心も体も喜ぶスイーツ。
ごちそうさまでした。みんなありがとう。
こんなに美味しくて、景色も美しく、そして楽しいなんて。
冬山は辛いばかりだと思ってたから、驚きです。
山梨では、今年の冬、例年になく雪がほとんど降らず、
もっぱら雨といった天気でした。
ただ市街地は雨でも、山頂付近は雪化粧ってことが何度もありました。
皆さんも雪山にチャレンジしてはどうでしょう。
ただ夏山以上に危険もありますので、十分な装備、準備は忘れずに!
★ 今回の装備 ★
カメラ 大きなビニール袋(濡れた所に座ったり、荷物を置いたり)