★スノーシューの選び方
スノーシューを選ぶとき、よく「どれを選べばよいのでしょうか?」と聞かれます。
スノーシューといっても、そらのしたでレンタルしているものだけでも数種類ありますので、迷いますよね。
そこで、スノーシューを選ぶ際には、以下の点について考えてみましょう。
・積雪量と雪質
・新雪か圧雪か
・高低差、斜度
・歩く距離とスピード
・脱いだり履いたりが多いか
新雪で浮力が必要なら、隙間があまり無く浮力があり、浮力をアップするテイルがあるものなどがいいです。
また新雪の場合、雪がスノーシューに乗っかる場合が多いので、軽くて固定するバックルがしっかりとしたスポーツタイプがいいです。
斜度がある場合も、軽くて滑りにくいスポーツタイプを選びましょう。
逆に斜度があまり無く、雪も多くない場所なら、平地または緩斜面向きのほうが、足を出す際に引っかからず、歩きやすかったりします。
脱いだり履いたりもラクです。
関連記事 「スノーシューの歩き方」はこちら
★スノーシューは大きく分けて3種類
スノーシューは、用途別に大きく分けて3種類あります。
・平地または緩斜面向き
・斜度のある山岳向け(バックカントリー)
・レース向け
違いは、簡単に言うと「脱着のしやすさ」、「軽さ」、「クランポン(滑り止めの爪)」です。
斜度のある山岳向け(バックカントリー)向けは、足にフィットしやすくするため、バックルが複雑にできており、脱着がちょっと面倒です。
軽量にできているので足の運びはラクですが、滑り止めのクランポンが大きくできているため、慣れない方は歩くたびに爪が引っかかってかえって歩きづらい場合があります。
平地または緩斜面向きは、多くの方がラクに歩けるように、クランポンが適度な大きさになっています。バックルも脱着のしやすさが優先されています。
ただし、斜度が大きくなると、引っ掛かりがあまり無いため滑りやすく、バックルも簡易的なので脱げたりする場合が出てきます。
そらのしたでは、ランニングレース用のご用意はありませんが、用途に応じて以下のスノーシューをご用意しています。
・斜度のある山岳向け(バックカントリー)向けスノーシュー
REVOエクスプローラー22/スノーシュー(MSR/エムエスアール)
フレームが持つ歯と前爪でどんな斜面、どんな状況でも安定したグリップをします。
甲とかかとの2点で締め付けるので、素早くそして簡単にバインディングできます!
ヒールリフトも付いていて、長時間履いても疲れにくい仕様なため、バックカントリーでの雪山登山にももってこいです。
ただし、クランポンは内側についていますので、歩きなれないと踏み出すたびに引っかかりますので、ちょっと慣れた方向けです。
EVO ASCENT/スノーシュー(MSR/エムエスアール)
これは、なんといってもかっこいい!笑
専用テイル(オプション)もランナップしているので、深雪でも沈み込みにくくなります。
バックカントリーでの雪山登山にももってこいです。
一緒にスノーシューバックをお付けしていますので大変便利です!
・平地または緩斜面向けスノーシュー
スノーシュー 1025(ATLAS/アトラス)
アトラスのスノーシューの最大の特徴はサスペンション!
斜面でも無理のない足運びができます。
ハイエンドモデルとして常に進化してきたシリーズならではの機能満載。
主に男性の方にお勧めのモデルです。
スノーシュー 1023 ELEKTRA(ATLAS/アトラス)
上記1025に比べ、女性や体重の軽い方にお勧めのモデルです。
LODESTONEスノーシュー(LODESTONE/ロードストーン)
靴を選ばずフィッティングするビンディングが◎
数多くストックしておりますので、大人数の際にはご相談下さい。
一緒にスノーシューバックをお付けしていますので大変便利です!
★スノーシューとわかん
スノーシューと同じように、雪上で浮力を稼ぐ道具として、「わかん」というものがあります。
スノーシューとわかんを比較すると以下のような特徴があります。
スノーシュー
・浮力が大きいので、軽い雪だとわかんより歩きやすい。
湿った深い雪は、ハマって歩きづらい
・踏み出す際にかかとが浮くため、平坦な場所または斜度が緩めの場所を長い時間歩くのに向いている。斜度が大きいと滑りやすい。
・脱ぎ履きが簡単。
・アイゼンが付けられない。
・トラバース(斜面を横切る)しづらい。
・スポーツモデルがかっこいい笑
・デカイ笑
・高い笑
わかん
・浮力が小さいので、乾いた軽い雪だとハマりやすい。
かわりに深い雪でも足の運びはラク。斜度があっても歩きやすい。
・脱ぎ履きが面倒。
・アイゼンが付けられる。
・トラバース(斜面を横切る)がしやすい。
・どれもデザインがほぼ同じでかっこよくない笑
・軽量でコンパクト。
・安い笑
もちろん、そらのしたでわかんもレンタルしています。
わかん トレースライン
本格冬山登山にはこちらのモデルがオススメ!
森林限界以上の高所を目指す方にはわかんですね!このトレースラインは前方が曲がっていて斜面に妨げられないタイプです。
マジックマウンテンのわかんはベルトが締めやすくて、どんな靴にもフィットしやすい。
また、ベルトが緩みにくく、グラつきにくいので安定感があります。
靴サイズが27センチ以上の方はLサイズが良いです
斜度があり、高度・天候によって雪の状況が変わる登山においては、わかんを使う方が有利な場合が多いです。
軽量でコンパクトなので、パッキングにも有利です。
平地や斜度があまり無いところや、軽く乾いた雪で快適な歩行ができるのはスノーシューの方になります。
★スノーシュー、スノーハイキングであると便利なもの
・ブーツ、靴
一般的なスノーハイキングなら、防水・防寒対策が施されたスノーブーツを履くのがおすすめです。
雪山登山用の本格的なアルパインブーツは、慣れていないとちょっと歩きづらいかも知れません。
春~秋用のトレッキングシューズにしっかりと防水をして、冬用スパッツ(ゲイター)を装着しても大丈夫ですが、長時間歩くと足が冷えてきますし、雪が深いと、少しずつ靴の中に雪が入ってきます。
長時間歩くなら、やっぱり防水・防寒対策がされているスノーブーツまたは冬用登山靴がいいと思います。
アルファパックXT(SOREL/ソレル)
ベアーXT(SOREL/ソレル)
・トレッキングポール(ストック)
スノーシューを使ったスノーハイキングでは、トレッキングポール(ストック)は必需品です。
無いとバランスが取りづらくとっても歩きづらいですし、ハマった時も脱出しづらいです。
雪上では「スノーバスケット」が付いたものを使用してください。
そらのしたのレンタルでは、以下の2機種についてスノーバスケットが付けられますので、お申し込みの際に「スノーバスケット希望」とお書きください。
アルパインFLZ(Black Diamond/ブラックダイヤモンド)
トレイルショック コンパクト(Black Diamond/ブラックダイヤモンド)
・ゴーグル、サングラス
雪上は、とっても紫外線が強く、裸眼では目を傷める危険があり、とても危険です。
UV(紫外線)カットレンズの付いたゴーグルかサングラスを用意しましょう。
ゴーグルなら、天候が崩れて雪が降ってきても安心です。
★キッズ用スノーシュー、スノーウェアのレンタルも揃えています!
お客様から、家族みんなでスノーハイキングに出かけたいとのご要望にお応えして、キッズ用スノーシューを揃えました!
大人顔負けの本格派ですよ!
スパーク 20
子供用でありながら作りは大人と同様となっており、本格派スノーシューです!
キッズが使用することを想定した締めやすいバンドはGOODです。
スプラウト17
5歳~小学校低学年までのスノーシュー
簡単なビンディングでお子様でも操作可能!
また、今年は、キッズ用の防寒着も新商品として入荷しています!
とってもかわいくて暖かいウェアで、スタッフの前評判もとても高いです!
パウダーライトジャケット上下セット Kid’s OG

パウダーベビーカバーオール TQB

スノーシューで新雪の上を自由に歩きまわれる感覚は雪山の醍醐味です!
ぜひこの機会に、スノーシューを履いて、スノーハイキングを計画してみてはいかがでしょうか?
スノーシューのレンタル情報はこちらから。
さあ、スノーシューの選び方がわかったら、雪原に飛び出そう!!
関連記事 「スノーシューの歩き方」は下記です

今日のHowToそらのしたはここまでです!
ではまた次回!