【富士登山のプランを考えてみる】計画的で快適な夜間の富士登山って?

あなたの知らない富士山登山

Q.富士登山では、いわゆる0泊2日の弾丸登山は危険とされていますが、本当ですか?

A.富士山のいわゆる弾丸登山は、理由を知り、しっかりとした計画を立て、体調を整えて臨めば、100%全て悪いとは言えない部分があります。ただし、条件があるのでぜひ意図を理解してください。
※補足すると根本的に弾丸登山が問題ということではなく、登山の素人が弾丸登山をするから問題が発生しているのだと考えています※

登山のノーマルルートではない、訓練された人が登る特別なルートの場合、富士山の弾丸登山に近い、夜中に出発する必要があるコースなどもあります。そういった人はちゃんと準備やトレーニングをして実施していますので、できているものです。

夜から登り始めて眠らずに富士山に登る、いわゆる0泊2日の「弾丸登山」と呼ばれるものがあります。

 1、午前中に日本各地を出発、夕方から夜にかけて富士山五合目に到着

 2、夕方または夜から登り始め、深夜にかけて7合目から8合目の山小屋まで登り、少しだけ仮眠。

   ※仮眠せずに一気に登る場合もあります

 3、深夜に山小屋を出発して、早朝の富士山頂でのご来光を目指す

   ※体力派は「お鉢めぐり」と呼ばれる山頂一周へ

 4、下山して、日本各地への帰路につく

現在この夜間の弾丸登山は非常に評判の悪いものとなっていますね。

具体的な理由としては富士山登山での登山者からの救護要請(吉田口登山道に開設される救護所、山小屋、6合目の安全管理センター、5合目の山梨県管理事務所などに寄せられる)の多くが夜間の弾丸登山者からのものだからそうです。
はたして山梨県などの努力の結果、2013年度の夜間の弾丸登山者数は30%も減少したと発表されました。

2014年以降もこの流れは確実に大きくなります。
山梨県も無謀な「夜間の弾丸登山者」の減少によって、高山病などの被害者が確実に減少すると自信を持って予測しています。


でも私
としては、全面的には賛同しかねる部分もあるのです。

まず「弾丸登山」と「夜間登山」は切り離して考えるべきであり、切り離して夜間の登山を活用すべきだと考えるからです。
過密状態の富士山登山にあって、夜間登山は貴重な選択肢です。
「現状の富士山登山を容認するなら」という条件付きですが、登山者を24時間という限られた時間内に効率的に分散させるためには、様々なパターンの富士山登山を併設すべきと考えます。富士山への負担も軽減されます。

あえて言います。個人的には「夜間の弾丸登山」も全面的には否定しません。但しあくまで現状の問題点を含めての妥協策です。富士山登山者数の制限がちゃんと適正になされて、密集しないような状況になれば昼間に登ったほうが良いです。本当はあえて夜間に登る必要はないのです。昼間に快適に登れるなら昼間に登った方が絶対にいいです。


本質的には登山は昼間行うもので、富士山も普段山に登っている人からすれば日帰りレベルで十分な山です。
問題を発生しているのは、普段山に登ったことがない人が登るからです。それと弾丸登山がすべてごちゃごちゃになって語られるので、有無を言わさず弾丸登山がダメとなっていると思います。
本気で山に登っている人は山に登るトレーニングを積んでいて、夜間登山の練習もしていて、ということもやっています。そんな方には富士山は、日帰りどころか半日レベルの山です。

 

富士山登山を成功させる要因のひとつは、「高地にいる時間を短くする」ということです。3000メートルを超えれば気圧も酸素量は平地の3分の2ほどです。

「高地にいる時間を短くする」という観点から考えれば「夜間の弾丸登山」もまた良しということになります。

では次から、計画的でゆったり楽しい夜間を使った富士登山をドラマ形式でご紹介しましょう。

あなたの選択で安全・快適な富士山登山 ~登山と楽しむ優雅な週末~

個人的に、こんなドラマを考えてみました。
主人公は、都内で働く30代の女性3人組(登山経験若干ありの初級者)

○金曜日・20:00
仕事を終えた彼女たちは、甲州ワインをリーズナブルに取り揃えた新宿のビストロでゆ
ったりとした夕食を終えようとしています。
「そろそろバスの時間ね」「待っていなさいよ、富士山」「いざ、ご来光へ!」

○同・20:20
彼女たちは小さなバッグだけで新宿発のバスに。1時間40分、夜のバス旅で富士山へ。
「荷物は送ってあるし……」「付いたら猫脚のバスタブに浸かって、」「私は露天へ!」

○同・22:00
富士河口湖駅のバス停でオーナーの出迎えを受け、宿泊先のガストホフへ。
「お風呂に入ってもう少し…」「夜ふかしは富士山登山のため」「…飲む!」
この夜、夜ふかしをした彼女たちは、ふかふかのベッドでゆったりと夢心地。
そうです。仕事終わりの金曜の夜は準備の為に。

○土曜日・10:30
朝食はカフェオレのみ。山用のメイクを決めて、近くの森林公園で軽く足慣らし。
「いつもと違うリズムに体が慣れて、」「食欲も十分に…」「…目覚めた!」
※メイクはナチュラルが基本。口紅やチークが濃いと体調の変化に気づきにくいので。

○同・12:30
ブランチは予約したホテルのバイキングで。窓の外にはいつもと違う富士山が。
彼女たちは甲州の新名産・ノンアルコールワインで、雄大すぎる富士山を愛でます。

○同・15:00
独自のスタイルで富士山登山を総合提案する《そらのした河口湖駅前店)》へ。
彼女たちはここで[7点セットの登山ウエアとギア]をレンタルします。
もちろん、夜間の行動に安心のへッドランプもバッチリ付いてます。
そしてまず1時間は楽しくレクチャーを……
「ウエアとギアの説明付ね」「富士山の歴史や、登山の注意も、」「wポールは常識!」
※知って登るからこそ、登山は楽しく安全なのです。
そらのしたの店舗でのレンタル品受取なら、登山用品の使い方を納得がいくまでレクチャー致します。

○同・17:00
そらのした河口湖駅前店で、レンタル品以外に、トレッキング用のカワイイ帽子を見つけたので、購入。
バッチリ準備を整えて、さあ富士登山に出発です。
マイカー規制の最中なので、北麓公園からバスに乗って五合目へ。
「お待たせ富士山!」「準備はすべてよし!」「いざ、ご来光へ!」

~夜間を使った富士登山はゆったりマイペースで疲れる前に休む~

○土曜日・19:00
スバルラインの富士吉田口五合目に着いたら、明るさが残っているうちに小御嶽神社で磐長姫命(イワナガヒメ)にご挨拶。
イワナガヒメは、富士山に祀られている木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)のお姉さんにあたる女神。
「磐のように強い不死身の女神様」「今夜の富士山登山は…」「…ヨロシク!」

○同・19:30

五合目の標高は約2300m。1時間は高所に順応する為、山梨県の屋外休憩所で8時
までを軽い夕食に。ここのトイレは清潔でしかも無料です。
「神代米のおにぎりを2個…」「夜間登山に満腹は禁物」「残りも途中で少しずつ!」
※水とエネルギーの補給は(体への負担を減らすために)少量ずつこまめにします。

○同・20:00
富士山夜間登山スタート。ご来光を目標に4:00に山頂到着を目指します。
無理のないスケジュールには山小屋での夜食休憩や山頂近くでの登山渋滞などを考慮しています。
「8時間のナイトハイクだね」「最初はゆっくりと…」「お星様が待ってるぞ!」

○同・22:00頃
疲れそうになったら星空を見上げる。富士吉田の街からは、山小屋の灯りとヘッドライトの光の列が星空につながってみえます。もちろん彼女たちの光もその一つに。
「小さな休憩だけで、」「無理せず、でも確実に登り続ければ…」「元気が負けない!」
疲れそうな時ほど歩幅を小さく。

○同・24:00頃
8合目を超えたところで、初めて大きな休憩を30分ほど。売店は24時間営業ですが食堂が空いているところに入ります。
「水と温かい軽食を補給して、」「体を冷やさずに、」「時間調整と情報収集もここで!」
もし、高山病の気配や、膝の辛い痛みなどがあれば、「今回の頂上はここ!」と決めて山
小屋でのご来光に変更。そんな早めの決断も大切です。

○日曜日・2:00
気温は6度、風も出てきました。真冬の東京です。ダウンジャケットの上にゴアテックスのレインウエアを着ます。
そらのしたの高品質なレンタル品が寒風をシャットアウト。
こまめな重ね着が大切です。
「息が苦しくなる前に深呼吸」「吐いてから、吸う。そして溜める、が基本」「そらのしたで教えてもらったとおりだね!」

○同・4:00
山頂を前に予定通り(?)に渋滞に巻き込まれましたが、ここに来て金曜日の夜からの準備が心と体をサポートしてくれています。
「初詣みたいだね」「ワクワクするね」「待ってろよ、ご来光!」
この日のご来光は4時半すぎ。うっすらとかかった雲の向こうから、とてもゆっくりと。

○同・5:00
「夜間に一気に登る登山」の鉄則。それは高所にいる時間を極力短くすること。
彼女たちは、次の予定に向かって下山を開始します。
「まだ日曜日は始まったばかりよ」「wポールは下山にこそ威力を発揮!」「最後のおにぎりでパワーアップ!」

○同・9:00
スバルライン5号目にもあるそらのした。彼女たちはレンタル7点セットを返却。
「コインロッカーに預けた荷物を持って、」「バスで下山して、」「エステへGO!」

○同・11:00
美容家t・yの日帰りスパ&エステへ
入浴後に薬膳昼食。
午後からのエステを終えたら、休憩室のリクライニングシートで仮眠。

○同・15:20
彼女たちは小さなバッグだけで新宿行きのバスに。1時間40分のバス旅で東京へ。
「荷物は送ってあるし……」「着いたら家でもう一眠り」「明日の仕事も頑張るぞ!!」
「登山と楽しむ優雅な週末」が終わろうとしています。

END

http://www.soranoshita.net/fujisan_tozan/

 

そらのした富士登山

富士登山用品のレンタル事業を展開して10年超のそらのしたスタッフ。スタッフ内には静岡山岳ガイド協会に所属している者やアウトドア全般に精通したスタッフも在籍。富士山の富士吉田ルートが近い山梨県富士吉田市に拠点を置き、富士山には何度も登った経験を有し、夏だけでなく冬季の富士山に登った経験もある。「遊び心あふれる仲間づくり」をミッションに活動する。

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