キャンプに必要な物の中でも、夜のキャンプには必須で、さらに雰囲気までも左右するのがランタンです。
別の記事でLEDランタンについてご紹介しました。
便利なキャンプグッズ紹介【LEDランタン編】は下記になります。
しかし、「LEDランタンだけじゃ物足りない!」「火を使ったモデルの方が雰囲気があって良い!」という方もいるハズ・・・
と、いうことで燃料式・ガス式ランタンのご紹介です。
目次
まずはランタンの重要性を簡単におさらい
キャンプの初心者はキャンプ道具といったらまずテントを考えますが、キャンプを知れば知るほど灯りの重要性が増してきます。
キャンプの上級者はテントサイトをどのようにして照らしていくか。という灯りの設計を考えます。
どういう事かというと、ランタンは一つあれば十分というわけではない。ということです。
キャンプにランタンを持って行かないというのはもはやキャンプを台無しにする行為なので問題外ですが、とりあえず数千円で購入して小さなランタンでも持っていこうなんて考えも改めてください。ランタン選びはキャンプを左右します。
キャンプでランタンを持って行かなかった失敗談は下記で紹介しています。
LEDランタンとの違いは?燃料式ランタンのメリットは?
LEDランタンとの違い、燃料式ランタンのメリットは?どんなところかという点ですが、一昔前まではLEDランタンの灯りは燃料式ランタンの灯りに比べると明るさで敵わなかったです。そのため最大のメリットは明るさでした。ただ、今は目が痛いくらいのまぶしいLEDランタンが販売されるようになって、最大のメリットであったはずの明るさはむしろ逆転されつつあります。
扱いやすさもLEDランタンの方が圧倒的に扱いやすいです。燃料式ランタンではマントルが必要であったり、ポンピングが必要であったり、そもそも燃料の心配したりと消耗品も多く気に掛けるところはたくさんあります。一方LEDランタンは電池の心配だけで他の心配が不要です。
また用途もLEDランタンの方が多用途です。燃料式ランタンはテント内での使用は厳禁です。一方LEDランタンはテント内でも使用が可能です。
このように、LEDランタンと比べるとデメリットばかりの燃料式ランタン。では燃料式ランタンのメリットは?と言われると、
はっきりしたメリットはない。ということになります。
前述したように、一昔前ならば明るさがメリットだったんですが…、それが無くなってしまうと、はっきりしたメリットは無いですね。
でも、そういう道具じゃないんです。
キャンプって効率的に行うものではないので、無駄を楽しんでいくものなので、いつもと違った考え方を楽しむ時間なんです。
便利さ求めてたらキャンプ行かずにホテルに泊まりましょう、と言われて終わりですから。
だから、その直接的なメリットがない燃料式ランタンを、可愛げがあっていい!とか味があっていい!と言って楽しむことこそがキャンプです。
いきなりキャンプ初心者に、燃料式ランタンのめんどくささを楽しめと言われても、「えっ」となってしまうので、だからこそ中級者から上級者のアイテムなんです。
という事で、燃料式ランタンは初心者キャンパーの卒業と言わせてください。
火を使うランタンの種類と醍醐味
実際の火を使ったランタンは、大きく分けて燃料式とガス式の2種類があります。
まばゆい光、温かさ、燃える音・・・
電池式のLEDランタンとは違ったキャンプの醍醐味を味わうことが出来ます。
人は、アウトドアに行くとなぜか火を囲みたくなるのです。
キャンプでは、焚き火やキャンプファイヤーをしたくなりますよね?
きっと原始時代からの本能なのです。
火を使うランタンは、小さいながらも火を囲む本能をきっと満たしてくれますよ。
燃料式(ガソリン・灯油等)ランタン
燃料式ランタンを使うには、ランタンだけでなく燃料となるガソリンや灯油(メーカー純正のランタン用燃料)の準備が必要になります。
燃料を入れた後のポンピングというタンクの中に空気を送り込む作業がこのランタンの特徴で楽しみの一つです。
もちろん少し手間はかかりますが、この手間こそキャンプの醍醐味ですよね。
また燃えているときの音も何とも趣があってキャンプのムードを盛り上げてくれますよ。
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【Coleman/コールマン ワンマントルランタン】
ランタンの基本形ともいえるベストセラーモデル。
ツーマントルランタンに比べると燃費が良く、燃焼時間が約7.5~15時間と初めて使われる方にもオススメの性能を持っています。
さらに寒い時期でも安定した暖かい光でキャンプサイトを照らしてくれます。
オレンジ色のランタンの灯りはキャンプの雰囲気を最高に盛り上げてくれます。
【Coleman/コールマン ノーススター チューブマントルランタン】
燃焼時間は約7~14時間とワンマントルランタンに若干劣りますが、明るさは最大にすると「眩しくて直視できないくらい」の明るさを発揮できるランタンです。
メインランタンには十分な明るさと、自動点火装置で点火も装備した使い手に優しいモデルです。
『直視できないほど明るくても意味がないのでは?』と考えがちですが、
夏など虫の多い時期は明るいランタンを少し離れたところに設置するだけで虫が明るいランタンに引き付けられるので虫対策に活用できます。
手元には少し暗いランタンを置くことで、あまり虫が寄り付かず快適に夜を過ごせます。
次はガス式ランタンのご紹介です・・・
ガス式ランタン
ガス式ランタンはガスカートリッジに接続するだけで手軽に使用できるモデルです。
ただし、ガスカートリッジは必ずメーカー純正のものをお使いください。
ガソリン式ランタンと同じように中のマントルを発光させる機構になっています。
メーカーが同じで、使用可能なガスカートリッジが同じであれば、バーナーやコンロなど、別のキャンプ用品とガスカートリッジを共用できるのも便利ですね。
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【Coleman/コールマン 2500ノーススターLPガスランタン】
明るさが最大でおよそ1500ルーメン(およそ車のヘッドライトの明るさに相当)と大満足のハイスペックを発揮してくれます。
※もちろん、最大で点灯するのは眩しいので少し火力を絞って使用すると快適です。
最後に少し変わったモデルのご紹介です。
【PRIMUS/プリムス P-541 マイクロランタン】
軽量&手のひらサイズのガス式ランタンです。重量も約124gと凄く軽いコンパクトモデル。
1~2人の少人数でのキャンプや荷物を軽く・コンパクトにしたいツーリング時などに活躍します。ソロキャンプの場合はメインランタンとして使えるくらいの明るさがあります。
点火装置も付いているので点火もカンタンにできてしまいます。
まとめ
操作が簡単なLEDランタンと比べると手間がかかりますが、それこそが燃料式やガス式ランタンの醍醐味なのです。
『道具を使っている感』はキャンプの”雰囲気”や”楽しさ”に一役かってくれます。
初めてランタンを利用される方もベテランの方も、昔ながらのランタンを使ってキャンプを楽しんでみるのはいかがでしょうか?
※火を使うツールなので正しい使用方法で楽しいキャンプを過ごして下さい。