Q.ソロキャンプで使うランタンはどんなものを選べばよいの?
ソロキャンプでは、移動の方法に応じた大きさや重さ・屋内使用または屋外使用か・必要光量・キャンプでの趣き等を考慮してランタンを選びましょう。
1~2名用のテント内だけなら小型の電池式LEDランタンでも良いですが、灯りがない屋外活動が多くなる場合は火を使うランタンまたは大型の電池式LEDランタンや焚き火なども必要です。
★キャンプの夜はランタンなどの灯りが必須
ソロキャンプをする場所がたとえキャンプ場であっても、自然が多い場所であれば、当然ですが驚くほど暗くなります。
テントサイトに電灯などの灯りがある場合もございますが、宿泊を伴ったソロキャンプを楽しむためには、ランタンや焚き火などの照明が必須です。
★ソロキャンプ用ランタンの種類と選び方
ランタンには、大きく分けて「電池式LEDランタン」・「ガスカートリッジ式ランタン」・「燃料式(ホワイトガソリン等の液体燃料式)ランタン」等があります。
一般的なテント内およびテント近くは火気厳禁のため、テント内で灯りが必要な場合はLED電球等を使った火を使わない電池式ランタンが必要となります。
(難燃素材を使い、換気設備を装備したうえで、テント内でストーブ等を使える機種もあります)
テント内で火を使うと、化学繊維のテントは火や熱に弱く火災の危険があるうえ、一酸化炭素中毒の危険が伴います。
理論上は完全燃焼すると一酸化炭素は発生しませんが、現実の燃焼においては酸素の供給が追いつかず部分的に不完全燃焼が起こり、必ず一酸化炭素が発生します。
電池式LEDランタンの特徴
電池式LEDランタンは、火を使わないため、安全性に優れ、ソロキャンプをはじめ、多くのキャンプシーンで活躍してくれます。
操作が簡単で特別な知識もなく気軽に使うことが出来るので、初めてのソロキャンプでも安心して使用できます。
最近の電池式LEDランタンは光量が明るい機種も増えましたが、屋外で積極的に使う場合、小型の電池式LEDランタンでは光量不足が否めません。
大型の電池式LEDランタンランタンは、電池をたくさん必要とするためにどうしても大きくて重くなり、車移動が前提となります。
montbell/モンベル コンパクトランタン
公共交通機関での移動や装備を担いで移動するソロキャンプなどに便利な、とてもコンパクトなLEDランタンです。
明るさはMAX170ルーメンと大きさから想像するより明るく感じますね。
ソロキャンプ用テント内での使用に大変便利です。
montbell/モンベル 2way LEDランタン
テント内でのランタンとしての使用だけでなく、懐中電灯(ハンドライト)としても使えるモデルです。枕元に置いておけば、トイレなどに行く際にも便利ですね。
Coleman/コールマン クアッドマルチパネルランタン
屋外でも使える光量を実現したLEDランタン。
ただし、それなりに大きく重いので、車での移動が前提となります。
パネルを取り外し分割して使えるのがこのランタンの特徴で、パネルを外してテント内吊るしたり、懐中電灯として使用する等、多様な使い方ができて便利です。
もちろん1つのランタンとしても充分な明るさを提供してくれます。
火を使うランタン「ガスカートリッジ式」・「燃料式」の特徴
火を使うランタンは、主に「ガスカートリッジ式」と「燃料式(ホワイトガソリン等の液体燃料式)」があります。
LED等の電池式ランタンに比べ、圧倒的な明るさと、雰囲気ある灯りを提供してくれます。
日が暮れてから屋外で料理をしたり遊んだりする場合は、火を使うランタンがあると、とても気分が盛り上がります。
ソロキャンプの場合、出来る限りコンパクトに装備にしたい場合は、ガスカートリッジ式が良いでしょう。
燃料式のランタンは他方式のランタンでは得難い魅力がありますが、ホワイトガソリン等の液体燃料を使うため、携帯する際に不便です。
まばゆい光、火の温かさや音。
人は、原始時代からの本能として、火を囲みたくなるのです。
火を使うランタンを用意すれば、電池式LEDランタンとは違うキャンプの醍醐味を味わうことが出来ますよ!
ガスカートリッジ式ランタン
ガスカートリッジ式ランタンは、燃料の携帯性に優れるともに、火を使うランタンならではの光量と温かさを得られるので、用途に応じて機種を選べば、ソロキャンプでも活躍してくれます。
ガスカートリッジは、気温に応じてガスカートリッジの種類を選ぶと共に、適合と安全のためメーカー指定のガスカートリッジを使用してください。
PRIMUS/プリムス P-541 マイクロランタン
軽量&手のひらサイズのガス式ランタンです。重量も約124gと凄く軽いコンパクトモデルで、荷物を軽量コンパクトにしたいソロキャンプやツーリングなど最適です。
ソロキャンプならメインランタンとして使えるくらいの明るさがあります。
点火装置も付いているので点火も簡単です。
Coleman/コールマン 2500ノーススターLPガスランタン
明るさが最大でおよそ1500ルーメン(およそ車のヘッドライトの明るさに相当)と大満足のハイスペックを発揮してくれます。
ガスカートリッジを外してもそれなりに大きいので、車での移動が前提となります。
燃料式(ホワイトガソリン等の液体燃料式)ランタン
燃料式(ホワイトガソリン等の液体燃料式)」ランタンを使うには、ランタンだけでなく燃料となるホワイトガソリン等の液体燃料の準備が必要になります。
携帯性に劣るため、ソロキャンプでは車移動できる場合以外にはあまり向きませんが、燃料を入れた後のポンピングというタンクの中に空気を送り込む作業や、燃焼中に発する独特の音がこのランタンの特徴で楽しみの一つです。
少し手間はかかりますが、この手間こそがキャンプの醍醐味とも言えます。
何とも趣があってキャンプのムードを盛り上げてくれますよ。
※(ご注意)燃料を注入するときは、絶対にテント内や火の近くでは行わないでください。
Coleman/コールマン ワンマントルランタン
燃料式の中では比較的コンパクトで、寒い時期でも安定した暖かい光でキャンプサイトを照らしてくれます。
★さいごに
ソロキャンプでは、大きさや重さ・屋内使用または屋外使用か・必要光量・キャンプでの趣き等を考慮してランタンを選べば、快適で楽しいキャンプとなるでしょう。
屋外の場合、焚き火ができる場所であれば、焚き火を灯りにするのも良いですね。
なお、焚き火については、注意事項がありますので、以下をご覧ください。
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