キャンプの魅力と言ったら、自然、キャンプ飯、焚火というくらい焚き火はキャンプの楽しみの一つと言っても過言ではないでしょう。
とは言え焚き火は初心者にとって若干ハードルが高い!
そこで、今回は焚き火に関する疑問、質問をお答えする形で進めていきます。
今回の記事で初心者にとっての焚き火に対するハードルが下がれば嬉しいです!
目次
キャンプ場で焚き火をしては駄目って本当?
Q.キャンプ場で焚き火をしては駄目って聞いたのですが、本当ですか?
A.キャンプ場によってルールが決まっていますが、近年直火(地面に火が直接触れる)での焚き火が禁止のキャンプ場が増えています。
ただし、キャンプ場内でも決まった場所ならOKだったり、直火ではなく焚火台(たきびだい)を使えば良い場合もあります。
なぜ焚き火をしてはいけないキャンプ場が増えているの?
昔は焚き火をしても良いキャンプ場が多かったのですが、近年は禁止のキャンプ場が増えています。
ところかまわず芝生の上や森の中で直火の焚き火を行って下の芝や植生を傷めたりするケース、火の始末や後始末をしっかりとせずに小火(ぼや)を起こしてしまうケースや山火事の懸念、燃えカスやごみをごまかすために埋めて隠してしまったりするケース、などが原因と思われます。
キャンプ場は基本的に管理者または所有者がいる私有地です。
管理地や私有地内ですから、そこで決められいるルールを守らなくてはいけません。
そして、決められたルール以前にマナーの問題でもあります。
キャンプは素晴らしい自然があるから楽しいのです。
自然を守らなければ、その中で遊ばせてもらうこともできなくなってしまいますし、さらに規制を強める結果になってしまいます。
もちろん、焚き火が大丈夫なキャンプ場もあります。
直火での焚き火OK、決められた場所ならOK、焚火台を使えばOK、調理場やかまど以外は全面禁止など、キャンプ場によってルールが決められていますので、予約時や訪問時に確認しましょう。
直火とはなんですか?
地面に直接火が触れる形で火を使うことです。
地面や芝生、植生を痛めたりするので、禁止のキャンプ場が多くなってきています。
キャンプ場に限らず、国立・国定公園内の「特別保護地区」では、学術研究等の特別な例を除いて直火での焚き火は法律で禁止されています。
焚火台を使えば安全で気軽に焚き火を楽しめます
地面に直接火が触れる直火が禁止されているキャンプ場でも、焚火台を使えば焚き火OKな場合もあります。
焚火台は、足元まわりに暖が届きづらいという点は直火に劣りますが、地面や植生を傷めないため自然に優しいだけでなく、火の始末のしやすいので、利用者にとっても安全で気軽に焚き火を楽しめます。
焚き火台の形状によって、地面に火の粉が落ちやすい焚き火台もあります。先に説明したように焚き火では芝や植生を傷めたりするケースが懸念されるので、それを防ぐプレートを付ける等をして芝や植生を守る工夫が必要です。焚き火台に専用で販売されている場合もあれば、そうでない場合もあります。プレートを一枚敷くというのが焚き火のマナーです。
そらのしたでも焚火台をレンタルできます。
「焚火台 Mスターターセット snow peak/スノーピーク」は焚火台本体、焚火台のベースプレート、炭床、キャリーケースの4点セット。
気軽で安全に焚き火を楽しめます。

その他 焚き火に関する注意点
キャンプ場に確認して焚き火ができることが分かった!そして焚き火台も手に入れた!よし焚き火ができる!となってもちょっと待ってください!焚き火の注意点を知らないと結局残念な思い出になりかねません。初心者に知っておいてほしい焚き火の注意点を紹介します。
焚き火の火の粉に注意
とにかくやりがちなのは、焚き火の火の粉でテントや寝袋、バッグ、椅子などに穴をあけてしまうケースです。
焚き火の火の粉は結構飛び散ります。そして強力です。しかもテントや椅子などは化学繊維でできているものが多く、石油由来だったりするので火の粉で簡単に穴が開きます。テントなんて避けようがないですからね。もろに火の粉をあびて買ったばかりのテントに穴だらけなんてことになってしまいます。
風向きに注意
火の粉でキャンプギアに穴が開くのを防ぐにはまず風向きの確認です。と言っても初めていくキャンプ場で時間と共に変わる可能性がある風向きを把握するのはなかなか困難。そこで、キャンプ場の管理人に風向きを確認しましょう。「夕方から向こうの山から吹きおろしの風が吹いてくるよ」なんて地形によって概ね傾向があったりもしますのでチェックしておきましょう。
燃やすものにも注意!
焚き火が楽しすぎて燃えるものをどんどん燃やす。これが結構危ないパターンです。紙など軽いものは火力の上昇気流で一気に灰が舞い上がります。紙など燃えながら舞ったりもするのでそのままテントに付いてしまうと大きな穴が開いてしまうことになりかねません。
しっかりと乾燥させた薪、でかつ広葉樹だとより飛び散るということはないので安心です。なんでも燃やせばいいというわけではなく、ちゃんと燃やすための薪を用意しましょう。
キャンプの焚き火 まとめ
キャンプでの焚き火は、暖を取れるだけでなく、眺めているだけで、なんかとっても安らかで温かい気持ちになります。
火に抱くあこがれと安心感は、きっと原始時代から受け継がれる人類のDNAに刻まれているからなのでしょう。
マナーやルールを守りつつ、ぜひキャンプでの焚き火を楽しんでください!