富士登山アンケートQ3:登山・下山中に辛くなったとき、どうやって乗り越えましたか?

富士山登山アンケート結果

そのほか

・娘の登山を励ますためにも、金剛杖を購入し、スタンプラリーのように焼き印を集め、それが楽しくて頑張れました。
・登山は常に深呼吸を心がけたためか、辛いと感じることはあまりありませんでした。
・登山前に教えてもらった呼吸法を常に意識したことと、ゆっくりペースを乱さず、無理せずゆっくり登りました。
・とりあえず会話を止めない。声出しながらのぼる。
・下山中はつま先が痛くなってしまいました。一度靴を履き直し、甲の部分をきつく縛り、つま先が靴に当たらないようにするとよいです。
・早く登りたいので距離を短くしようと、急な岩場を登ると、結果体力も使い呼吸も乱れて苦しかったので、わざと、なだらかな道を選びながら進みました。
・自然のちからに立ち向かうのではなく、受け入れること。

吉田ルート山頂

吉田ルート山頂

【富士登山アンケートQ4:総評】

誰かの存在が自分を動かす原動力となるようです。
富士山に登ったあとの日常生活の変化に関しての問に、絆が深まったとか交友関係が広まったというのもこういう部分からきているのかもしれません。富士山に家族や仲間で挑戦する一番の醍醐味でしょう!
また、精神論も大きいようです。昔は修行道として富士登山をされていたことを考えれば、昔の人にとっても大変な行事で(距離は昔の方が圧倒的に長いですが・・)、きっと精神論を糧に登っていたことでしょう。
今の人たちも富士登山で精神が鍛えられるという側面があれば、富士登山が日本人の「文化遺産」として受け継がれていると言えるのではないでしょうか。
休憩やペース配分が多いこともうなずけます。励まし合いや精神論に対して、これは登山の王道テクニックとも言えます。実際に適切な休憩と適切なペース配分を行えばほとんどの方が登頂可能だと思います。焦らず時間をかけてゆっくり登ることが重要です。とくにツアー参加ではない場合は、その利点を活かして、マイペースで時間をかけて登ることを心がけてください。
もう一つ、テクニック的な項目としてエネルギー補給があります。すぐにエネルギーに変わりやすい糖類とじっくりエネルギーに変わる炭水化物を登りながら少しずつ食べていくことが重要です。昼食・夕食という概念ではなく、登山中に食料と水を少しずつ補給することでエネルギーに変えていきます。それができるとしんどさもだいぶ軽減されると思います。
このように、精神的な部分だけでなく、登山のテクニックの部分を実践されて、先輩方は困難を乗り越えています。みなさんもぜひ、その両面を理解した上で実際にしんどくなる前に実践されると良いと思います。

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そらのした富士登山

富士登山用品のレンタル事業を展開して10年超のそらのしたスタッフ。スタッフ内には静岡山岳ガイド協会に所属している者やアウトドア全般に精通したスタッフも在籍。富士山の富士吉田ルートが近い山梨県富士吉田市に拠点を置き、富士山には何度も登った経験を有し、夏だけでなく冬季の富士山に登った経験もある。「遊び心あふれる仲間づくり」をミッションに活動する。

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