由緒正しく! 麓から富士山登山④【一合目から富士登山】

なぜ富士山を、わざわざ麓から登るのですか?

☆この質問に絶対的な答えはないと思います。

富士山にある4本の登山道はいずれも車で5合目まで行け、自分の足で登るのはそこか

らという登山者がほとんどです。

それでも頂上までの往復は10時間の道のりです。それを山小屋に泊まって1泊2日の

行程で行くのが一般的です。

☆そして今回の本題です。

麓から登るとなるとザッとその倍の道のり。登ってみました、五合目まで。

吉田口の登山道で言えば「北口本宮冨士浅間神社」の奥にある「登山鳥居」をスタート

します。

いわゆる「草山」と呼ばれる部分が馬返しまで続きます。まあ、自然歩道のノリです。

私の場合、富士山を信仰しているわけではないので、ただ「先は長いな……」

とつぶやきながら5合目を目指しました。

ジェントリーな(ゆるやかな?)上りをゆっくりと歩きながら中の茶屋を通過。やや退

屈なのでWポールの練習などしながら、時おりウグイスやルリビタキ、ガラ一族(コガ、

ヒガラ、シジュウカラなど)の声を聞くふりをして休憩。

大石茶屋からはコースが単調になるのでペースを上げて馬返しへ。

☆「あれ!? グラデーションだ」

そう思ったのは、馬返しの鳥居近くにいる2匹の猿(石像)の頭を撫ぜてから、徐々に

きつくなっていく上り坂を5分ほど登った頃です。

木々が欝蒼としてきて、だんだん迫ってくるような。

「草山」が人が住む俗界なら、「木山」は少し神聖なエリア。馬は返され、「焼山」へと

心の準備を整えていきます。ちなみに5合目より上の「焼山」は草木のない死の世界。

人はこのエリアで一度死んで生まれ変わる、とされていました。おもに江戸の昔は。

「昔の話だよなあ」と思いながらジェントリーでなくなった4合目付近を登っている時、

☆「やっぱり!? グラデーションだ」と確信しました。

景色と一緒に少しずつ気分が変わっていくんです。「草山」の気分から「木山」の気分へ

と。きっと五合目を過ぎれば「焼山」の気分に変わるんだ、そんな確信です。

これって、景観光学的に実に上手く出来てます。

信仰もなくただ登っているだけなのに気持ちが変化するんです、少しずつ。

徐々に変わっていく心身のグラデーション。やがて、それが楽しくなってきました。

これ、麓から登らないと気がつきませんよ。

そらのした富士登山の特徴はこちら

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