【シュラフの保温性比較】一番暖かい寝袋を調査!

登山道具紹介スタッフブログ

こんにちは!ナカタです。

寝袋(シュラフ)の購入を検討する時、様々なメーカーと種類があり迷いますよね。自分も実際スペックや価格、特徴などを比べて悩みに悩み夏用と冬用の寝袋を清水買いしました(;´∀`)

でも手に入れた後でも気になって色んな寝袋を見てしまうんです・・・

スペックは同等でも商品を広げて触って比べてみたらダウンが少なく薄そうだったり、似たようなスペックでも軽かったり。

やはり実際のところの違いはどうなんだ!と悶々としていました。

ちょっと調べてみようと思います!

【寝袋(シュラフ)の対応温度の決め方】

そもそも対応温度ってどうやって決めてるんでしょうか?

実は数年前まで寝袋(シュラフ)の温度帯に統一された規格がありませんでした。各メーカーの判断で○℃対応という記載で問題無かったのです。

近年、ヨーロッパで取り入れられている規格であるヨーロピアン・ノームと呼ばれる規格が取り入れられ始めました。各メーカーバラバラの試験から統一された試験に変更されてきたという動きです。

■ヨーロピアン・ノームとは

EN(ヨーロピアン・ノーム)とはEU諸国における統一規格として制定されている規格の総称です。温度表記についてはEN13537で算出が定義されており、快適(安全)に使用出来る気温帯を「快適温度(COMFORT)」、「下限温度(LIMIT)」、「極限温度(EXTREME)」の3種類のEN Ratingで表示されています。認定された第三者機関が行う公平な検査によって、同一基準で示すことができるようになっています。

ヨーロピアン・ノームの詳しいことはNANGA様のホームページをを参考にしてください。

EUROPEAN NORM | NANGA | ナンガ
ABOUT EUROPEAN NORM - 使用温度表示について

ただし、ヨーロピアン・ノームで試験された寝袋のみが販売されている訳ではありませんし、ヨーロピアン・ノームですらその試験結果はあくまでマネキンによる試験ですので、実態とかけ離れる可能性もあります。ヨーロピアン・ノームを鵜呑みにするわけでなく、一つの指標として捉えるという姿勢が大切かと思います。

メーカーの違いの他にも保温性を高める方法として一般的にシュラフカバーをすると保温性が上がると言われています。また、軽量・パッキング性を重視する人は夏用の寝袋と3シーズンの寝袋を重ねるという方もいます。

【寝袋(シュラフ)の比較実験】

折角だからレンタル屋の立場を駆使して冬用の寝袋で比較してみようと思います(^^♪

■使用する種類

写真左の寝袋から

◆圧倒的人気!mont-bell 「アルパインダウンハガー#1」リミット温度-10度

◆メイドインジャパン!NANGA 「AURORA light 600DX」リミット温度-11度

◆大阪の寝袋専用メーカー!ISUKA 「エア 630DX」最低使用温度-15度(ヨーロピアン・ノームではありません)

◆他のメーカーと一味違う!finetrack 「ポリゴンシュラフ厚手」リミット温度-7度

そして、登山者なら一度は気になったはず!寝袋の重ね合わせやシュラフカバーの効果も測定しました。

ISUKA 「エア150」「エア450X」を重ねる

アルパインダウンハガー#1にISUKAの「ゴアテックスシュラフカバーUL」を被せる

アルパインダウンハガー#1にmont-bell「キャンプシーツ」を入れる

以上、7つを使用して実験します!

■暖かい寝袋を決める比較方法

あくまで独自の比較方法です!!!この方法が合ってるか間違っているかもわかりません!!!

①お湯入りペットボトルをつくる

まずは一定の温度になる部屋に水入りペットボトルを一晩放置。これで均一の温度のペットボトルをつくります。

寝袋に詰める前は水温49℃でした↑↑↑

②寝袋(シュラフ)の中に入れる

同じ温度のお湯が入ったペットボトルをねぶく胸元と足元に入れ、保温の経過を観察します。

今回は胸元に縦2本、足元に1本入れました。計測は胸元2本目と足元で行いました。

※このシェラフは実験では使用していません

寝袋の中にペットボトルを入れる時間差がでないように7人で一斉に詰めました。

ちなみに開始時の外気温は6.9℃でした

③温度計測する

30分ごとに温度を計測しようとしましたが、差が見えにくかったので途中から一時間ごとの測定に切り替えました。実験の際、下記の写真の様に寝袋は首元を締め、熱が逃げにくいようにしています。

7時間後まで計測。

最後の測定は21時間後、一晩寒い倉庫で寝袋達に過ごしてもらい(笑)翌朝計測してみました。朝の気温は1.9℃でした

【寝袋(シュラフ)保温性比較結果】

結果はこのようになりました

グラフ①計測温度の実値

グラフ②計測温度をグラフ化してみました

折れ線グラフにすると

《寝袋内胸元》※ペットボトル単体はカバーも何もかけず置いたペットボトルです

《寝袋内足元》

比較が見難いですね、すみません(^^;)

7時間後には胸元が一番暖かかったのが「エア450+エア150」の2重寝袋

足元が一番暖かかったのが30℃の「オーロラライト630DX」「エア450+エア150」「シュラフカバー」「シーツ」

温度が低かったのが胸元、足元共に「ポリゴンシュラフ厚手」という結果になりました。

グラフ③計測結果が比較しやすいように加工

似たような温度の下降具合だったので下記の表に一番高い温度に赤丸、低い温度に青丸をつけました。ポリゴンシュラフ厚手は他と比べ冷たく温度差が大きかったので除外させていただきます。

圧倒的に「エア450+エア150」の2重寝袋が暖かい結果となりました!面白かったのが同じ「アルパインダウンハガー#1」でもキャンプシーツを入れたら暖かく、シュラフカバーを被せているものは後半になるにつれて足元の保温性が良いという結果になったことです。

【寝袋(シュラフ)保温性比較まとめ】

今回はありのままの結果をブログに書かせていただきました。ですが、この実験は実体を使用して行っている訳ではありませんし、寝袋も新品を使用している訳ではないのでダウンのへたりや片寄りが発生して個体差があるかもしれません。

また外気温が7度と、冬山にしては暖かいので実際のフィールドでは結果が異なる場合もあるかと思います(真冬になればマイナスの気温になるそらのした倉庫・・・機会があれば真冬にも実験してみようと思います)

あくまでこんな実験もあるのか~と温かい目で見ていただけましたら幸いです。

それではごきげんよう(^.^)/~~~

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