そらのした室野です。
もう4月も半ばで、春山も終わろうとしているこの時期に、ピッケルのお話です。
完全に時期を逃しておりますが、興味ある方はお読みください。
そもそも、ピッケルは何に使うか?
ピッケルは冬季の登山に使用する道具ですね。夏山しかやらない人にとっては、アウトドアショップに行って、初心者にはアイゼンと共に何だか近寄りがたい冬山コーナーに置いてある逸品です。
そも、ピッケルは、簡単に言うと杖です。
杖であるため、通常歩行時にバランスを取るために使えるのはもちろん、いろいろな用途に使います。
最初は滑落停止でピッケルを使って自分の体を止める練習します。
次は、耐風姿勢の練習なんかもすると思います。
そこそこ雪山をやってると、今度はスタンディングアックスビレーであったり、埋めて、引き上げのための支点として使ったりもしますね。
途中で凍った場所を砕きながらステップを作るなんてことにも使ったりします。
ピッケルは、杖でありながら、実は結構色々と使える場面があるんです。
じゃあ、やっぱりピッケルは必要か?
じゃあ、必要か・・・・うーん、ちょっと、お茶を濁して話を延ばし延ばしにさせてください。
最近の登山ではトレッキングポールを持つ人が増えましたよね??
最近じゃあ、ピッケルを持たないでトレッキングポールを持って行く人もおります。
いや、ピッケルとトレッキングポール両方持って行く人もおります。結構おります。
何故か・・・
何故だろう・・・
先に書いたピッケルの役割を思い出してください。
基本的には杖でありながら、その他色々と使えますよと。
じゃあ、使うの?使うのか?
まぁ、杖としてしか使えません。最初のうちは。だって、使い方難しいですから。
そんなピッケルの全能力を出し切らないといけないような切迫した山に行かないですし。
結局は、トレッキングポールとしての役割で使うことが多い、
しかもピッケルは重たくて、杖としてならトレッキングポールに軍配が上がる。
じゃあ、ピッケルは必要ないか・・。
いや、やっぱり持って行ってください。
そんなに切迫した山じゃなくても、そういう状況の時にこそ使うのがピッケルですから。
やっぱり先に行ったいろいろな役割に関して、杖役割以外ではトレッキングポールでは貧弱です。
持っていかないと初心者にはいつまでたっても使えない、使い方がわからないという状態のままです。
ぜひ、積極的に使っていくことをそらのしたとしてはオススメ致します。