そらのしたコボです!
今日のHowToそらのしたは「トレッキングポールの選び方」です。
最近の登山ではかなり定着したスタイルとなってきたトレッキングポール(ストック)。しっかり理解して自分にぴったりなトレッキングポールを選びましょう。
下記の記事も併せてチェック
・【登りも下りも同じ?】トレッキングポール(ストック)の使い方
目次
【登りも下りも同じ?】トレッキングポール(ストック)の使い方
★I字型とT字型トレッキングポールの違い
I字型トレッキングポールは、どちらかというと高低差のある道に向いています。
基本的に2本1組で使用します。
持ち手の形状から、T字型トレッキングポールに比べて長めに持つことになるため、肘を90度くらいに曲げ、体より前に突き、後ろに漕ぐイメージとなります。
2本1組で持つため、持って歩くだけでも、バランスが取りやすくなります。
また、前から後ろまでストロークを長く押し出せるため、推進力補助にはT字型より優れています。I字型トレッキングポールを使いこなしてくると、四足歩行によって強い推進力を得ることができます。
下りで突く場合、T字型より安定感がないように感じますが、手のひらの一点で支えたほうが使いやすい、という方も多いです。
そらのしたのレンタルでは、全てI字型トレッキングポールでのご用意となります。
T字型トレッキングポールは、どちらかというと、平坦に道に向いています。
基本的に1本で使用します。
T字型トレッキングポールは、登りでは、持ち手の形状から、短めにして体の脇付近で使うことになるため、体重による膝への負担を軽くするような使い方が多くなります。
下山時には、持ち手がT字であるため、安定して突くことができ、転倒防止に役立ちますが、
手にかかる面積が広くなる分、圧力が分散し、グラグラして使いづらいという方もいます。
★レバーロックタイプとスクリューロックタイプ
トレッキングポールは、自分の身長に合った長さ、または登りや下りなどに応じて、伸縮調整ができるように作られています。従来はスクリュータイプといって、ジョイント部分を回して調整するタイプが多かったです。
安価ですが、回らなくなったり、締まらなくなったり、と経験上トラブルが多くみられます。
レバーロックタイプは、レバーによって伸縮部分をロックする方式で、故障は少ないですが、多少重くなります。また、レバー部にゆるみが出ないようにメンテナンスが必要です。
そらのしたのレンタルでは、全てレバーロックタイプのトレッキングポールをご用意しています。
★バスケット
夏の登山で使う場合は、砂地かぬかるんだ場所で無い限り、バスケットは無くてもいいくらいです。
むしろ、引っかかって使いづらいと思います。
冬山で積雪がある場合は、潜ってしまうため、大きめのスノーバスケットを装備したものがよいです。
そらのしたでは、2機種について、スノーバスケットを装備できるトレッキングポールをご用意しています。
★石突
石突とは、先端と尖った部分です。
岩場では、キャップを取り、尖っている石突を露出させたほうが安定する場合が多いです。
ゴムやプラスチックのキャップがついている場合、砂地などではキャップをつけたままのほうが使いやすい場合もあります。
そらのしたのレンタルでは、ブラックダイヤモンド トレイルショックシリーズ、モンベル アルパインポールカムロックアンチショックシリーズはゴムキャップ付き、ブラックダイヤモンド ディスタンス(Zポール)シリーズはキャップ無しのご用意となります。
★ショックアブソーバー機構
持ち手とポールの間にショックアブソーバー(バネ)を装備し、手への衝撃を和らげてくれるトレッキングポールがあります。
そらのしたのレンタルは、ほとんどのトレッキングポールがこのタイプになります。ダイレクト感を求める方は、突いたときにちょっとフニャッとする感じがするので、無いタイプもいいと思います。
★トレッキングポールの重さと収納サイズ
トレッキングポールぐらいなら、重さのサイズも気にしない、とお考えの方も多いかと思います。しかし、登山のような苛酷な状況では、トレッキングポールぐらいのものでも、重さによって疲労度が変わることもあります。
また、使わないときにコンパクトに収納できるとザックにくくりつけても邪魔になりづらいです。ただし、軽量なものは、その分、耐久性や安定感が劣ると考えていいと思います。そらのしたのレンタルでは、重くてがっちりとした順に
①ブラックダイヤモンド トレイルショックシリーズ
②モンベル アルパインポールカムロックアンチショックシリーズ
③ブラックダイヤモンド ディスタンス(Zポール)シリーズとなります。
今日のHowToそらのしたはここまでです!
では、また次回!