皆さんこんにちは!長い冬が終わり、ようやく迎えた春の陽気に嬉しさいっぱいの、そらのしたAOです(`・ω・´)ゞ
今回紹介するアイテムはクアッドマルチパネルランタンです。8本もしくは4本の単一電池にて使用する電池式のランタンです。
以前書いたブログにて、情緒と実用性のバランスに優れたガスランタンを褒め称えた舌の根の乾かぬうちに電池式ランタンを紹介する事には違和感と抵抗があります。
(ああ、やはり良い灯り・・・)
しかしこのクアッドマルチパネルランタンには、ガスランタンや燃料式ランタンが逆立ちしても敵わぬ程の素晴らしい特徴があります。
その特徴とは、驚異の多機能性です。
今回は、クアッドマルチパネルランタンの機能と使い勝手を紹介したいと思います。
目次
【クアッドマルチパネルランタン特徴①】着脱式発光パネル
まずは、コールマンのクアッドLEDランタン系の代名詞とも言える取り外し可能な発光パネルです。
写真のようにクアッドマルチパネルランタンは、本体に4枚の発光パネルが付いています。これらは磁石で本体にくっついている為片手で簡単に取り外すことが出来ます。4枚の発光パネルは本体から取り外した後も、光を灯すことが可能です。そして発光パネルを取り外して残った本体も四隅のライトが点灯します。
つまりこのクアッドマルチパネルランタンは5つの発光体によって構成されていることになります。そのため1つのランタンで最大5か所まで照らすことが出来ます。
因みに先代にあたるCPX6クアッドLEDランタンも、4つの発光パネルを取り外すことが可能ですが、こちらは残された本体にはライトが付いていない為、照らすことが出来るのは最大4か所となります。また取り外しの際は発光パネル上部のロック解除ボタンを押しながら外さなければならない為、クアッドマルチパネルランタンと違い両手を使わなければ取り外すことが出来ません。
【クアッドマルチパネルランタン特徴②】進化した発光パネル
発光パネルの使い勝手も進化して、痒いところに手が届くようになったので紹介します。
まず基本機能として写真のように、パネルが発光します。光の強弱を選ぶことも出来ます。
1人でトイレに行く場合等に、1枚発光パネルを拝借していけば夜道を照らすことが出来ます。
クアッドマルチパネルランタンがあれば、個人用の小さなライトが不要になり荷物を減らすことが出来ます。
キャンプ用品はどうしても嵩張りますので、少しでも荷物を減らせるというのはありがたいことですよね。
ここまでは先代CPX6クアッドLEDランタンとほぼ同じ内容です。
ここからがクアッドマルチパネルランタンの進化ポイントです。
・進化ポイント1 懐中電灯
発光パネル上部のライトが点灯して懐中電灯代わりになります。
この状態なら、パネルを発光させる場合よりもピンポイントで照らすことが可能となります。深夜に広範囲を照らすと、他人の迷惑になる場合もあると思われますので、この機能によって無駄に広範囲を照らすことなく灯りを得ることが出来ます。
これで深夜にトイレに行きたくなった場合も安心ですね。
・進化ポイント2 可動式の取っ手
発光パネルの取っ手は、写真のようにパネルの裏側にあり可動します。
この取っ手が意外と優れものなんです!
まず取っ手を最大まで展開することで、懐中電灯モードの持ち手にすることが出来ます。
また取っ手を斜めに展開することで、写真のようにパネルを立たせることが出来ます。
これによって作業中の手元を照らすことが容易となります。
明るさも十分ですので、料理中に威力を発揮する事請け合いです!!
従来の発光パネルですと、手に持つ分には申し分なかったのですが、物に立て掛けなければ置いて照らすことが出来なかったので素晴らしい進化ポイントだと思います!
・進化ポイント3 マグネットパワー
上で説明したように、クアッドマルチパネルランタンの発光パネルは磁石で本体にくっついています。これによる利点は簡単に取り外せる事だけではありません。
このように鉄にくっつけて使うことが出来ます。これによってフックやカラビナを使わずにテントやタープのポールにくっつけることで、上から照らすことが出来ます。
ポールの他にも色々なものに付けることが出来ます。
写真のように取っ手をアウトドアワゴンの柄に掛けることで、もしもパネルがずり落ちたとしても地面まで落ちる危険性を減らすことが出来ます。
ホワイトボード
車
シャッター
冷蔵庫
流し台
アウトドア用品から日用品等、鉄製の物であれば何にでも付きます。(磁石だから当然ですね。)
常に災害の危険と隣り合わせの我が国では停電が起こる可能性が高いので、一家に一台あっても良いのかも知れませんね!
【クアッドマルチパネルランタン特徴③】充電機能
現代社会においてスマホをはじめとした電子機器は最早、生活必需品と言っても過言ではありません。それは非日常を楽しむキャンプにおいても変わらない、という方々もいらっしゃると思います。
そんな方々の強い味方になるであろう電子機器の「充電機能」がこのクアッドマルチパネルランタンには備わっています。実際に使いながら紹介したいと思います。
写真のようにランタン上面にありますUSBポートを開きます。
そしてそのUSBポートにスマホの充電ケーブルを差し込みます。
これで充電が開始されます。
注意:充電を行うにはランタンの中に電池を入れる必要があります。 ケーブルを差し込んでから充電が開始されるまで若干時間がかかりますので、しばらく お待ちください。
せっかくですので電池を8本入れた状態で約1時間充電してみました。
55%から69%まで充電されました!!
・・・この記事でこんなことを言うのはアレかもしれませんが、スマホをバンバン使いたい方は別途モバイルバッテリー等を準備した方が良いかもしれません。
キャンプではそんなにスマホを使わないよって言う方には、このクアッドマルチパネルランタンでも十分かもしれませんので参考にしてみて下さい。
【クアッドマルチパネルランタン特徴④】持ち運びしやすいサイズ
先代CPX6クアッドLEDランタンのサイズが約φ17×30(h)cmなのに対し、クアッドマルチパネルランタンのサイズは約ø14.5×23.5(h)cmとなっています。
なっていますと言われても、数字だけでは分かりにくいと思いますので写真で見ていきたいと思います。
左・クアッドマルチパネルランタン
右・CPX6クアッドLEDランタン
ちょっと並べただけで、ボリュームが全く違うことがわかると思います。
細かく見ていきますと・・・
横から見てみると高さが大きく異なるのがわかります。またCPX6クアッドLEDランタンは上に行くにしたがって広がっていくデザインなので、クアッドマルチパネルランタンがかなりスリムに見えます。
上から見るとさらに良くわかりますね。
当然発光パネル同士の大きさもかなり異なります。
より多機能になったにもかかわらず、こんなにコンパクトになっているだなんて凄いですよね!!
これだけ大きさが異なれば、荷作りもグッと楽になりますよね!!
自分はレンタルされるキャンプセットの荷作りを何百・何千回としてきたので、このコンパクトさの有難みが本っ当に良くわかります!全く素晴らしいコンパクトさです!!
最後に、クアッドマルチパネルランタンの弱点を2点紹介したいと思います。
【クアッドマルチパネルランタン弱点①】発光パネルが落ちやすい
クアッドマルチパネルランタンの発光パネルは磁石で本体にくっついています。その為簡単に取り外すことが出来るのですが、その反面力を加えると簡単に落ちてしまいます。
特に発光パネルに対して、横方向に力が加わると簡単にずり落ちてしまうので気を付けて下さい。
【クアッドマルチパネルランタン弱点②】接触不良に陥りやすい
発光パネルと本体はオレンジの丸で囲んだ端子で繋がっています。
使っているうちに端子部分が接触不良を起こし、本体のスイッチを押してもパネルのライトが点かなくなります。
そんな時は、本体の端子を少し持ち上げることで再び端子同士の接触を良くすることで問題は解決します。
いかがでしたか?電池式ランタンならではの多彩な機能の数々!!
ガスランタンや燃料式ランタンとは一味違う魅力、わかって頂けましたか?
是非皆さんの用途・使用環境に合ったランタンが見つかりますように!!
それでは、ごきげんよう!!
クアッドマルチパネルランタン スペック紹介
●明るさ:[8本]約800lm(ルーメン/High)、約200lm(ルーメン/Medium)、約100lm(ルーメン/Low)、
[4本]約500lm(ルーメン/High)、約140lm(ルーメン/Medium)、約60lm(ルーメン/Low)、
[パネル]約100lm(ルーメン/High)、約25lm(ルーメン/Low)、約100lm(ルーメン/Spot)
●使用バルブ:LED
●サイズ:約ø14.5×23.5(h)cm
●重量:約1.2kg
●材質:ABS樹脂、他
●連続点灯時間:[8本]約20時間(High)、約120時間(Medium)、約400時間(Low)、[4本]約13時間(High)、約69時間(Medium)、約196時間(Low)、[パネル]約3時間(High)、約14時間(Low)、約3時間(Spot)
●使用電源:アルカリ単一形乾電池×4本または8本(別売) 防水性能:IPX4対応(全方向からの水しぶきに10分間耐える)