ザックについて深堀してみよう!用途やパーツの紹介

登山道具紹介

登山に欠かすことのできないザック。
既に愛用の物を持っている方や、これから手にしようとしている方も多いはず。

しかし、登山用じゃなきゃダメなの?普通のリュックサックは?
手に取ってみたはいいけど、このベルト何に使うの??

と疑問に思ったことはありませんか?

そこで今回は、登山用ザックの用途や、いろいろついている便利なアクセサリーについてご紹介していきたいと思います!

 

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普通のリュックとなにが違う?

違いがあるというより、用語の使い分けとして、登山の世界で使う言い方になります。
つまりザック(登山用)は、機能・バランス・容量などが登山仕様となっているものという認識で良いのではないかと思います。
あるいは、パックという呼び方も浸透してきています。

 

しかし、一般にリュックというと、小さめで調節ベルトもウエストベルトもないものになります。
このようなリュックサックは、なにも調整ができないので、長時間の登山には不向きです。

 

登山用ザックについて

登山用ザックについて①背負いやすく疲れにくい

登山ではお弁当やレインウェア、水など重い荷物を背負って長時間歩かなければなりません。

なので登山用のザックは長時間背負って歩いても疲れにくく、また背負いやすいよう設計されています。
たとえばショルダーハーネスは柔らかいタッチの素材で背負いやすい形状をしています。

がっしりと安定感のあるウエストベルトは荷物のブレをなくし、また肩だけににかかる荷重を腰にも分散させることができます。

それだけではなく、ザックの背面は背中全体で荷物を支えることができまるよう設計されていますし、背面がメッシュになっているモデルは通気性に優れているので、背中の蒸れを軽減することができます。

登山用ザックについて②耐久性に優れている

登山用のザックは重い荷物を入れても壊れない様耐久性に優れた素材が使用されています。
また木の枝や岩などに擦れても簡単には破れない頑丈さがあり、そしてなおかつ軽い素材が使われています。

登山用ザックについて③便利な機能がたくさん

登山用のザックには普段使いのリュックとは違い便利な機能が用意されています。
たとえば中型以上のザックになると、ザックの一番奥の取り出しにくい荷物を簡単に取れるものもあります。

アマブタには使用頻度の高い道具を入れたり、たくさんあるポケットは小物や地図などを入れておくのに便利です。

まだまだたくさんありますが、必要な時に必要なものをサッと取り出せる機能が登山用のザックにはあります。

ザックにいっぱいあるベルトたち

沢山ついているザックのベルト。

ぱっと見ただけでは何に使うの…??とさっぱりだという方も多いはず。

その名称と使い道を紹介していきます!

登山用ザックのパーツ① トップギアリンク

ザックのトップリッド(アマブタ)部分にあるベルトの事を指します。

ここにストラップを通して、シュラフやマットをのせて固定して背負うことが可能になります。
全体の上部にのせることになるので、あまり重量が大きかったり、高さが出てしまうとバランスがとれなくなるので、欲張らないように注意しましょう!

登山用ザックのパーツ② バンジーコード

ザックの背面に張り巡らされている紐の事を指します。

あるタイプのものとないタイプのものがございます。
脱いだり着たりを繰り返すジャケットなどを間に挟んで固定しておくことで、収納する手間を省くことが可能です。
ヘルメットを収納することも出来ます。

あくまで簡易的なので、重量がある物を固定しておくことはできません。
また、ジャケットなどは落としても気付かない場合が多いので、カラビナなどをつけて対策をとっておくといいですよ!

登山用ザックのパーツ③ デイジーチェーン

輪のような形をしたナイロンベルトで、フロントやショルダーハーネスに付けられています

輪にカラビナや紐を通して使います。
本格的なアルパインクライミングではこの部分に、さまざま登攀用のギアをぶら下げることができます。
単体だけで使うには難しいので、カラビナや紐などを活用しましょう。

また便利だからといってこちらに物をどんどんぶら下げると、登山中邪魔にもなるし、安全面もあまりよくないので、必要最低限のものをぶら下げるのが良いでしょう。

登山用ザックのパーツ④ ピッケル・トレッキングポール

ザックのフロント部分下部にある、ナイロンループの事を指します。


ピッケル・トレッキングポール・アイスアックスなどを固定しておくことが可能です。
ギアの硬い先端などが周りの人に当たらないよう配慮が必要です。

ゆるんで落ちたり、引っかかったりすると非常に危険なので、きちんと固定されているかこまめに確認を取りましょう!

登山用ザックのパーツ⑤ ロードリフトストラップ

ショルダーハーネスの上部に左右対称でついているベルトの事を指します。


このストラップを調整して体にフィットさせることで、ザックのブレが軽減され歩行がしやすくなります。

ストラップが緩いと体とザックの間にすき間ができて、ザックが安定しません。
締めすぎてしまうと肩の動きを狭めて痛めてしまうので、自分自身の体にフィットするよう、あらかじめ調整を行っておきましょう。

登山用ザックのパーツ⑥ ショルダーハーネス

ザックを肩で背負うためのベルト部分を指します。


大型のザックであれば肉厚のものであったり、ランニング用のように通気性の良い素材が使われていたりするものがあります。
ほとんどの重量がショルダーハーネスから肩にかかるので、非常に重要なパーツです。

ハーネスの間隔が狭すぎたり広すぎたりすると、疲れの原因に。
左右対称に肩の中心を通るように調整することがコツです!

登山用ザックのパーツ⑦ チェストストラップ

ショルダーハーネスの幅を調整するためにある、胸あたりにあるベルトの事を指します。
ショルダーハーネスが肩の中心になるよう調整をいたします。

高さが調整できるタイプの物は脇の下くらいが好ましいでしょう。
女性の場合はバスト上を通るような位置に調整してください。

登山用ザックのパーツ⑧ スタビライザーストラップ

ザック本体と、ヒップベルトの間についているベルトの事を指します。


このベルトを締めることで、ザックを腰の位置へ固定させることができます。
腰にしっかり固定することで、ザックのブレが少なくなり、安定した歩行になります。

見落としがちなベルトなので注意を。
ザックによっては無い種類のものもあります。

使いこなして、登山をたのしく!

いかがでしたか?

ザックにこれだけの機能が詰まっているのなら、使わない手はないですよね!
ひとつひとつのパーツを使いこなして、登山をより快適にしてみてはいかがでしょうか!
名前を知っているだけでもこなれ感がでて、「こいつ…やるな…!!」なんて思わせることも出来るかも(笑)

 

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登山用品のレンタル事業を展開して10年超のそらのしたスタッフ。スタッフ内には静岡山岳ガイド協会に所属している者やアウトドア全般に精通したスタッフが在籍。地元山岳会にも所属して冬季登山やアイスクライミング、アルパインクライミングなども嗜むスタッフもいる。「遊び心あふれる仲間づくり」をミッションに活動する。

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