ザック(リュック)の荷物の詰め方 【パッキングの仕方】

登山・山登りの初心者向け基本情報HOW TO そらのした

こんにちは!
そらのしたコボです!

今日は、ザック(リュック)レンタルのお客様からよくいただくご質問「ザック(リュック)の荷物の詰め方 (パッキング)って、どうしたらいいの?」について、お答え致します!

どんなザックであっても基本は一緒なので、今回はパッキングの基本をお伝えしていきます。

★ザック(リュック)は荷物の詰め方(パッキング)によって快適さが変わります

正しくパッキングされたザック(リュック)は、そうでないザックと比べてはるかに心地よく背負うことができます。
ザック(リュック)への荷物のつめ方のことを「パッキング」と言います。
では、パッキングの仕方の一例を見ていきましょう。

パック女の子

1.ザックについているすべてのコンプレッション・ストラップを緩めます。
内部の仕切り(ディバイダー)はお好みにより、はずして使用してもかまいません。

2.一番底に、シュラフを入れます。
シュラフはスタッフバッグに入れる人もいれば、そのままザックに入れる人もいると思いますが、コンプレッション用のスタッフバッグ等を使用し、なるべく小さく圧縮することをお勧めします。

3.シュラフの上にテント、ツェルト、フライシートなどをなるべく背面に近い位置に入れます。

4.テントの上の背面に近い部分、ただし肩の位置よりも低い場所に、水(浄水器)、食料、ストーブ、燃料など重量のかさむ(一番重たい)荷物を入れます。

5.テントの上の背面より遠い部分に、レインウェアや防寒着などの、重量が軽く、素早く頻繁に取り出したい荷物を入れます。

6.行動中に使用し、取り出しを頻繁に行う地図、コンパス、行動食などを雨ぶたに入れます。

7.サイドメッシュポケットは、水筒や燃料、テント用ポール、フライフィッシング・ロッドなどを入れるのに活用できます。

8.素早く出し入れしたい物や頻繁に使用するものは、アクセスポイントの近くか各ポケットに入れるようにしましょう。

パック

★ザック(リュック)のパッキングは荷物の水濡れ対策が重要

日常生活ならば、雨対策といってもそれほど真剣になることがないかもしれませんが、登山などアウトドアとなると話は別です。

ザック(リュック)は基本的に完全防水ではありません。
防水にするとザックの重量が重くなることや、ザックの柔軟性が悪くなるためと思われます。

荷物が濡れることは、風が強い山の上では非常に重要な問題です。
シュラフや防寒具、替えの服などが濡れてしまうと、時として生死に関わります。

ザックカバーは有効で、ある程度の水の浸入を防ぐことはできますが、完璧ではありません。
風の強い山の上では、雨が横に降るようなことも珍しくなく、雲の中に入れば常に霧雨が降り注いでいるような状態ですので、ザックカバーではカバーしきれない隙間や背面部から水は浸入してきます。

そこで活躍するのが防水性のあるスタッフバッグ。
荷物を防水性のある袋に入れておけばかなり安心です。
これは、ビニール袋やゴミ袋でもいいのです。
最低限、ザックにザックカバーをした上で、シュラフと着替えはスーパー等のビニール袋に入れるようにしてください。
ビニール袋
完全に荷物が濡れなくなるので、山ではこの防水方法が常識です。
最低でも寝袋と着替えの服は、ごみ袋等防水対策をしてからからザックに入れましょう!

★撥水加工ドロップルーフを施工して水濡れ対策

先ほど説明しましたが、ザックはメーカー出荷時点での撥水・防水性はあまりありません。
そらのしたの撥水加工サービス「ドロップルーフ」を施工しておけば、完全防水にはなりませんが、かなり水濡れを軽減することができますよ!
いまならザック(49リットル未満)4,500円のところ、半額キャンペーンにつき2,250円(税・送料別)で承りますので、ぜひ体験してみてください。

今日のHowToそらのしたはここまでです。
ではまた次回!


そらのした登山

登山用品のレンタル事業を展開して10年超のそらのしたスタッフ。スタッフ内には静岡山岳ガイド協会に所属している者やアウトドア全般に精通したスタッフが在籍。地元山岳会にも所属して冬季登山やアイスクライミング、アルパインクライミングなども嗜むスタッフもいる。「遊び心あふれる仲間づくり」をミッションに活動する。

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