富士山登山には幾つかのルートが存在しており、何処から登るかによっても楽しみ方が変わって来ます。
御殿場ルートは御殿場口新五合目から出発をして、静岡県側にある御殿場市の富士山南東側を登って山頂を目指すルートです。
そのコースの距離・掛かる時間から上級者に向けての登山コースだと言えまが、一方で富士山の自然を堪能できるコースとも言えます。
【御殿場ルート】難易度
御殿場ルートの登山の難易度は登山経験者でも少しきつさを感じるルートとなっています。
出発点は比較的、標高が低い場所からとなっていますので、どうしても登山時間は他のルートよりもかかってしまいます。
体力のある男性でも五時間近くかかってしまうので、年配者や女性ならば七時間ぐらいを目安に考えておく必要があるでしょう。
七合目までは山小屋やトイレが無いので水分や携帯トイレなど自分で用意をする事になります。
また、植生がほとんどないので熱中症などの注意もしなければなりません。
救護所もなく、自身で万全の装備を整えなければならないので、その分の荷物の重さなども考える必要があるでしょう。
そのために登山者は他のルートを選んでいる方よりも少ないので、混雑はなく渋滞が無いというメリットは挙げられます。
御殿場口ルートに関しては、体力に自信があり、ある程度登山に慣れている方がチャレンジした方が無難かもしれません。
【御殿場ルート】アクセス・集合場所
御殿場ルートへのアクセスですが、登山バスが利用出来ます。
JR御殿場線御殿場駅から登山バスがありますので利用しましょう。
他にもJR御殿場駅行き登山バスが用意されているだけでは無く、水ヶ塚公園を経由して富士宮口五合目をへ向かうバスもあります。
マイカーでは御殿場口新五合目まで行けますし、御殿場市街、富士宮裾野方面からの富士山スカイラインによって行くことも出来るでしょう。
御殿場口新五合目には、五百台もの自動車を置く事が出来る大きな駐車場がありますので、そこを集合場所に設定することも出来るでしょう。
御殿場口はマイカー規制がされていないので、夏季シーズンでも登山口までは自動車で向かう事が可能となっています。
【御殿場ルート】山小屋について
御殿場口新五合目には登山シーズンのみの売店がありますが、富士山登山に必要な装備類は販売をしていないので、このルートから登る方は事前に自分で用意する必要があります。
さらに休憩所や更衣スペースもありませんので、その部分も理解して挑む必要があるでしょう。
御殿場ルートの山小屋としては赤岩八合館や、砂走館、わらじ館や、日の出館、大石茶屋があります。
赤岩八号館では夕飯のカレーライスはおかわりが自由、砂走館では、寝室からでもご来光を見る事ができるでしょう。
わらじ館もご来光の美しさに定評があります。
新五合目の大石茶屋では天気の良い日になるとレインボーブリッジまで見る事が出来るでしょう。
それぞれの山小屋に魅力が詰まっています。
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