一度は富士山登山に挑戦してみたいけど、何を持っていけばいいのか分からず戸惑う人は多いでしょう。荷物を余分に持って行くと登山に余計な体力を使ってしまいます。逆に少なすぎると不慮の事態に遭遇した際、適切な対処ができないという事態にもなります。
そこで、富士山登山をする際に最低限持っておくと良いものについてまとめます。
富士山登山の準備って言っても大変だわ。何かチェックリストでまとまってたらいいのに。
富士山登山の装備をチェックリストにまとめたものがあるんです!
普通のチェックリスト機能だけじゃなくて各装備・アイテムの必要度が記載されていたり、何が山小屋で調達可能か、事前に準備しなければならない物は?といった具合でわかるように持ち物チェックリストを作ってみました。
ちなみに、富士登山ではない通常登山の持ち物は下記を参考にしてください。
目次
富士山登山持ち物・装備(夏:7~9月)チェックリスト
ちなみにそれ以外の時期(7~9月上旬以外)は富士山は閉山時期になります。山が閉山すると山小屋が営業していなかったり、山頂の方では雪が降ったり、雪が残っていたりして危険な山になります。初心者は絶対に閉山時期は登らない様にしましょう。
富士山登山の持ち物・装備の重要性
山の天気は変わりやすいとよく言われますが、富士山においても同じです。登山する時に晴れていたとしても急に雨が降ってくることがあるため、防寒対策が重要になります。レインウェアなどの雨具と体温を下げないための防寒用ウェアは用意しておくいいでしょう。登山初心者は特に雨具を忘れがちになりますので注意しましょう。
また、雨天時には足元が滑りやすくなるため、トレッキングポールなどといったステッキ状のものを地面に突きながら歩くと下山時には大変有効です
晴天の場合、富士山には太陽光を遮る木が少なく直接肌で受けることになりますので、日焼け止めクリームも用意しておくと役立ちます。
富士山登山7、8月と9月の持ち物・装備の違い
9月ともなると地表付近でも涼しさを感じ始める頃です。富士山の頂上付近に至ってはかなり冷え込むと思って準備をした方がいいでしょう。ズボンやTシャツは7,8月の時は汗を逃がす素材のものを用意しますが、9月からは濡れても冷たくない化繊のものにすることと、ウィンドブレーカーのような風を遮断してくれる防寒着を着用、靴下も厚いものや2枚履きにするなど暖を逃さない工夫が必要です。
荷物に余裕がある場合は一人用の小さな鍋とコンロを持って行き、水や粉スープを温めて飲むと体を冷やさなくて済みます。身体が冷えると運動機能が低下して怪我の原因にもなるので、何よりもまず暖を取れる装備が重要となります。
富士山の真夏の時期と東京の冬の時期の温度比較をしたグラフを下記で紹介しているのでそれを参考に防寒対策の重要性を理解してください。
9月の富士山登山だと結構寒くなります。防寒対策がより一層必要ですね!
富士山登山の防災対策に備えた準備
前述のとおり山は変化に富んだ場所です。天候もそうですが落石などの可能性も考慮しておいた方がいいでしょう。富士山登山ルートは危険度の低いルートが選ばれていますが、事故が無いとも限らないため、万が一の落石に備えてヘルメットやゴーグルも携行しておきましょう。ヘルメットはヘッドライトを付けられるものを用意すると暗闇の中でも周りを見渡せるため便利です。その際は予備電池も用意しておくと安心です。
他にも、長持ちする携帯食料、すぐに連絡が取れる携帯電話、日の入り時刻を確認するための腕時計なども備えておくと、緊急時に役に立ちます。
登山の際は事前の準備がとても大切です。面倒がらずにしっかりと準備を進めて登山を楽しみましょう。
★重要な装備は、自分で持つ
富士登山を含めて、登山では自分の荷物は自分で持つことが基本です。
万が一の場合に備え、自分の身は自分で守るために、重要な装備は「個人装備」として、自分で持っていなければいけません。
チェックリストでいえば、「必要度が高いもの」がそれにあたります。
「個人装備」は、人に任せず自分でパッキングして確認しておくとともに、登山中は自分で持つことが大事です。
逆に、チェックリストで「必要度が高くないもの」は、体力に応じて、家族や友達で持ち合っても良いかと思います。
必要な持ち物・装備を事前にチェックリストで確認
そらのしたでは富士山登山装備(夏山編)チェックリストを用意しております。購入して揃えるだけでなく、レンタルで揃えられるもの、また登山中の山小屋で揃えられるものを表記しているので、計画段階で事前に買うもの、借りるもの、富士山登山中に買うものを予定して本番に望みましょう!