冬のキャンプは寒さのために少しハードルが高く思えますが、しっかり寒さ対策を取ることで夏のキャンプとは違った楽しみが待っていますよ!
今回はそんな”冬キャン”の寒さ対策からテント内の底冷え対策をご紹介します。
目次
底冷えを防ぐための設営
地面からの冷気をどれだけ防げるかで、冬キャンプの快適さが大きく変わります。
場所にもよりますが、冬のキャンプ場の夜は氷点下まで下がるので万全の対策を取って冬キャンプを楽しみましょう!
ここでは実際にテントを設営する順番を解説していきます。
①グランドシート
グランドシートはテントの汚れや雨などの浸水を防ぐだけでなく、地面からの底冷えを防いでくれる効果もあります。
②テント
寒いですが、結露を防ぐためにベンチレーションはできるだけ開けておきましょう。
ベンチレーションを開けておくと、結露によるテント内の水濡れを軽減することができます。
③テントマット・銀マット
ウレタン素材のテントマットは冷気を遮断することが出来るので、冷気が伝わるのを防ぐことが出来ます。
銀マットはホームセンターなどでも見かけますが、断熱効果にとても効果があります。
銀マットを使う時は、銀色の面が上になるように敷きます。
銀色部分が熱を反射する機能を持っているので自分の体温を反射させることで暖かくテント内の温度を保つことが出来ます。
銀マットの有無でテント内の快適さは大きく変わります。テントマットと銀マットを併用するとより効果的ですね。
④敷き物・毛布など
保温性のあるものを敷いて足元の冷えを守ります。
電源付きのキャンプサイトの場合、ホットカーペットや電気毛布を敷くこともできます。
敷き物が無い場合はダンボールで代用することが出来ます。
⑤シュラフマット
シュラフマットは地面の凹凸だけでなく、冷気も防いでくれるため冬キャンプには欠かせないアイテムです。
インフレーターマットは、ウレタンとエアーマットの中間的な存在なので、ウレタン製のシュラフマットの硬さが苦手な方にも安心して使用して頂ける造りになっています。
さらに、コットなどを使うことで地面との距離を取り、冷気を避けることもできます。
コットは接地することが無いので床面とコットの間に空気の層が持てるので、冷気がほとんど届きません。
寒さが心配な時はコットにシュラフマットやブランケットなどを掛けて保温性を高めることもできます。
⑥シュラフ
みのむし型の「マミー型寝袋」は、体にフィットする形状なので、高い保温性を確保することができます。
テントの中とはいえ、場所によっては氷点下になることがあるのでシュラフはオールシーズンモデルを使いましょう。
さらに、キャンプシーツやシュラフカバーを使うことで保温性を高めることができます。
または、寝袋を二重に重ねることでも寝袋の保温性を上げることが出来ます。
暖房アイテム
・テントシューズ
言わばテント内スリッパ。冷えに敏感な足元を保温することが出来ます。フカフカしていて温かいですよ。
履いたまま寝袋で寝ることもできるのでオススメです。
履いたら快適すぎて二度と脱げません笑
・ホットカーペットや電気毛布
AC電源付きのキャンプサイトならホットカーペットや電気毛布を使えば足元だけでなくテント内も温かくすることが出来ます。
・湯たんぽ
お湯の用意が必要ですがコストパフォーマンスに優れています。お湯の温かさが心地良いですね。
低温やけどに注意して使用してください。
意外な落とし穴も
『ガスが寒くて出ない・・・』
アウトドア用のガスカートリッジは、レギュラー(ノーマル)タイプではなく、気化温度が低い寒冷地向け(スーパーやパワータイプ)が冬キャンプではおススメです。
『設営中にテントのポールに雪が付くと、かたづける際に凍ってしまって畳めなくなる。』
破損の原因になるので、雪や他の水分が付いてしまった場合はふき取るなど注意して設営しましょう。
まとめ
底冷え対策ではありませんが、便利な道具として、お掃除用の『ハンディモップ』があると、テント内の結露を取るのに使えます!
最後に、高原や地方のキャンプ場は都内や温かい地域の冬期の気温と大きく異なって、とても寒いのでキャンプ地の気候に合った服装を用意して下さい。
シュラフ(寝袋)で寝る際の服装も、暖かくする必要があります。特に足が冷える方は注意してください。
冬キャンプは暖房や温かい食べ物、綺麗な星空や普段見ることのできない雪景色など楽しめるシーンは沢山あります。
万全の寒さ対策を取って冬キャンプデビューしてみるのはいかがですか??
下記では実際に冬キャンプをしてみた体験記がありますので、参考にしてみてください。