富士登山の準備①『富士山と本当の健康』
趣味は?
と聞かれれば、
1に富士登山、2に自然観察、3に深夜テレビを3時間以上観ること。
そう答える私が最近この3つに共通点を見つけました。
それが今日のテーマ「富士山と本当の健康」です。
まず深夜テレビの「サプリメントブーム」。美容や健康、長寿のためのサプリメントを紹介する番組の多さに驚きます。それだけ関心が高いのでしょう。
「番組終了後30分以内にお申し込みの方は、さらに2000円引きのサービス!」
なんてのを3、4回聞くと、早朝の自然観察の時間です。
富士山には多くの「霊薬」「仙薬」と称される薬草が自生しています。江戸時代に幕府の「御薬園」が富士吉田市の諏訪の森にあったほどです。
平安時代の「竹取物語」では、かぐや姫が時の帝にプレゼントしたのは不死の薬であり、「不死山」が「富士山」になったとも言われています。
さらに紀元前まで遡れば、秦の始皇帝の命を受けた「徐福」という人が、富士北麓で不老不死の薬を見つけたされています。
では、富士山にある不老不死の薬とは何だったのでしょうか?
徐福は本当に富士北麓で見つけたのでしょうか?
答えはイエスです。
早朝の自然観察で出会った「こけもも」、めったに出会えない「オニク」などだとも言われていますが、これも一部正解です。
さらに清涼な空気、バナジウムを多量に含んだ伏流水、登山という宗教的にも確立されたトレーニング。
それら全てが合わせあった物が、実は不老不死の薬ではないでしょうか。
富士山に来れば長生きできますよ。
富士登山の準備②『5合目・お中道(おちゅうどう)』
富士山の登山シーズンは真夏です。
7月、8月の気温の高い、天候の安定した時期のみとなっています。
今年も多くの皆さんが日本一の頂上を極めようとチャレンジすることでしょう。
応援します。
「そらのした」の高機能登山ウエア・登山ギアがより快適に、そしていざという時にお役に立ちます。
ところで、
待ち遠しい真夏の富士登山の前にも、素晴らしい季節と富士山の楽しみ方があるんです。
それが五合目の「お中道」です。
時は5月から6月の初夏。まさに今からです。
富士吉田口5合目へ、マイカー規制前のスバルラインを快適にドライブしてきてください。
真夏に比べれば人も少なく、静かな心地よさがあります。
そこから垂直にではなく、水平に富士山を進みます。
標高2300mを水平に、つまり上にではなく横に歩くのが「お中道」です。
天と地の境と呼ばれる道です。
この道から上が神様の世界で、下が人間の世界です。
そのちょうど真ん中を歩くと、いつもは見えないものが見え、聞こえないものが聞こえ、感じないはずのものが感じられる。
その道は、あるときは森の中を身をかがめて歩き、またある時は富士山頂から南アルプスまでを一望にする、景観工学的にも非常に優れています。
「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」。
目や耳から入ってくる不浄なものを洗い清める、昔はそのために歩く宗教的な道でした。
富士山の頂上を3回以上極めた人のみ、歩くことを許された道でもありました。
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