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富士山登山に挑戦する際は、富士山の気候をしっかりと理解しておくことが大切です。富士山は強風や落雷がシーズンにより多いことがありますので、事前に天気予報をチェックしておきましょう。また、強風や落雷から身を守る為の安全対策も知識として取り入れましょう。

強風

富士山は周囲に高い山がなく、一つだけ高くそびえているので、風の影響を受けやすくなっています。夏は西風、冬は西北西と季節により風向きも変わり、山頂では約1.5～2倍の速さになり、風下では激しい渦を巻き起こすほどです。その為、富士山では度々飛行機事故や狭い登山道で転落事故なども起こっています。

せっかく来たのだからと、無理に登山を続けてしまう方もいますが、天候が悪化したら山頂付近まで達していても引き返すように心がけることが大切です。また、風の影響もあって山頂と平地の気温差は約20度もあり、夏でも真冬並みの気温になります。

落雷

富士山では8月中旬が最も落雷が多く、午後から夜半に発生しやすくなっており、登山をするなら午前中のスタートがオススメです。雷は積乱雲（入道雲）などの予兆で把握することができます。巨大な山または塔のように垂直に発達した雲が見えたら、すみやかに最寄りの山小屋に避難することです。

もし、避難が間に合わなかった場合は、低い窪地に身を潜め、金属類は頭や肩などにつけないようにしましょう。特に突起物が頭の上にある状態が危険ですので、トレッキングポールはぶら下げて引きずるように歩くのがいいでしょう。しかし、身の安全を考えるなら落雷のことも予想して、避難できる山小屋の位置を事前に確認することが大前提です。

天気予報をチェックしていても、山の気候は急に変わってしまうことがあります。登山前に万全の準備をしておくことで、登山を安全に進められます。防寒具や雨具は急な天候変化に対応できる登山用品です。

雨風が強いと体感温度が下がりますので、ウィンドブレーカー・厚手のレインスーツ・フリースなど防風ウェアを用意しておきましょう。富士山では風の影響で雨が下から吹き上げてくるので、傘は役に立たず、雨具としてレインウェアが必ず必要となります。防水透湿性のあるレインウェアが蒸れにくく、動きやすいのでオススメです。

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