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大変危険な冬の富士登山
富士山登山のシーズンといえば、7月から9月までの山小屋の空いている時期。
これ常識です。
気候的に言えば「梅雨明け10日」と言われる7月終わりの10日間が安定していてベスト。
空(す)いているという事で言えば「シーズン終わりに近い9月はじめの2週間」がベストでしょう。
さて、
では冬の富士山登山はと言えば・・・
当然のことですが、プロ級の登山家でもかなり厳しいものとなります。
12月には日中でも山頂の気温はマイナス15度以下など珍しくありません。
足元は氷つき、アイゼンを付けていても、特に下りは脅威以外の何物でもありません。
軽装でチャレンジしようとする外国の方(特にこの場合は欧米の方)には、
「You fool? To die! two or three times」です。
『馬鹿ですか、あなたは? 2、3度死になさい』と言いたいのを堪えて、でも、チャレンジ断念をお願いします。
~勝率は90%超ですよ~
そこで私が提案する初心者でも可能なんこの時期の富士山登山。
「冬は眼で登る!」です。
つまり、見て楽しむ登山です。
河口湖からの富士山山頂の可視率、実は夏場は30%台まで落ちるんです。頭は雲の上ですからね。
ところが冬場の可視率は、一気に90%台まで上がるんです。「富士山が見えなければ部屋代はタダです!」なんてホテルまで出てくるんですから。
さあ、この冬は双眼鏡を持って、富士北麓のいたるところにあるビュースポットから、富士山登山に眼でチャレンジしましょう。
雪に消えかけた吉田口の登山道を山頂まで辿るなんて、マニアックで最高です。
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