富士登山中の食事(行動食)について

富士山登山の初心者向け基本情報

富士山登山では、登り6時間以上、下り4時間以上の長丁場となることが多いため、食事は必ず必要になります。
自分でリュックに入れて用意して行く事も必要ですが、足りなくなれば売店で食事を摂ったりおやつなどの行動食を購入する事も出来ます。そこで、実際どのような食べ物があるのか、気になる料金についても紹介して行きましょう。
基本的には、登山中に少しずつ食べながら摂取する「行動食」と山小屋で食べる「軽食」があります。

【自分で持っていく食事(行動食)】

富士山登山では、想像以上に体力を消耗してしまいます。また、お腹がすいたり喉が渇いたりした時に、すぐに近くに利用出来る売店があるわけではありません。そのため、必ず水や行動食を自分で用意しておくことが必要となります。
通常の生活では1日の食事を3回に分けて摂りますが、登山中は常に食べながら、飲みながら上ることが基本です。この方が、エネルギーや水分が効率よく吸収され、結果的に疲れを軽減してくれたり、高山病を予防してくれることにつながります。
持 参する行動食は、体力を補う為に炭水化物や糖質を含む食べ物がポイントです。片手で食べやすいおにぎりやチョコバーなどを持って行くといいでしょう。例えばおにぎりであれば一気に食べてしまわなくても、半分だけ食べて、次の休憩でもう半分食べるなど、少しずつ摂取することがポイントです。
ま た、飲み物は水が基本です。お茶などでも大丈夫ですが、ジュースはのどが乾くためあまりおすすめ出来ません。富士登山中は一人当り2リットルの水分補給が必要だと言われます。あまり量が多すぎると、荷物が重たくなり身体の負担になってしまうため、1リットル分は持参して、残りは山小屋で購入することで負担を減らす工夫ができます。最低でも一人当り500ミリリットル のペットボトルを2本以上は持参してください。

 

【富士山の山小屋にある食事メニュー・料金】

富士山には、一泊二日でも登山が楽しめるように山小屋が各所に設置されています。基本的に宿泊は事前に予約しておかないと利用出来ませんが、食事は予約なしでもいただくことが出来ます。
山小屋のメニューは場所によって違いますが、カレーライスやうどん、ラーメン、チャーハン、ハンバーグなどのメニューを用意しているところが多いです。飲み物もコーヒーやココア、お酒なども用意されており、意外とメニューは豊富です。
価格帯は料理が1000円前後、飲み物は500円前後と少し高めではありますが、富士山という立地上仕方が無いと言えるでしょう。
また、料金は標高が高くなるほど比例して高くなっていきます。一食2000円以上する事も珍しくなくなるため、お金はある程度余裕を持たせて持っておきましょう。
アクセスの良い五合目では比較的豪華で、山頂に近づくほど質素になっていくのも、立地上仕方のないことですので、理解しましょう。

富士登山食事

【富士山の売店】

富士山では、5合目、6合目、7合目・・と、区切りごとに休憩所や売店が設置されています。1合進むまで、平均して1時間近くはかかるので、その間にお腹がすいたり喉が渇いたりしてもいいように自分で食料を用意しておく事が大切です。また、時間帯によっては売店が開いていないこともあるため注意が必要です。朝日を見る為に登る際などは、途中で食料や飲料が尽きてしまわないように気をつけましょう。
そして、売店では輸送コストがかかるため、商品の価格設定が通常よりも高めになっています。たとえば、麓のコンビニエンスストアで売られている100円のポテトチップスが、富士山では数百円程度で売られている事も多いです。したがって、ある程度は自分で食料を用意して行くことが大切なのです。

山小屋の様子

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そらのした富士登山

富士登山用品のレンタル事業を展開して10年超のそらのしたスタッフ。スタッフ内には静岡山岳ガイド協会に所属している者やアウトドア全般に精通したスタッフも在籍。富士山の富士吉田ルートが近い山梨県富士吉田市に拠点を置き、富士山には何度も登った経験を有し、夏だけでなく冬季の富士山に登った経験もある。「遊び心あふれる仲間づくり」をミッションに活動する。

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